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『道祖問答』
ふりがな文庫
『
道祖問答
(
どうそもんどう
)
』
天王寺の別当、道命阿闍梨は、ひとりそっと床をぬけ出すと、経机の前へにじりよって、その上に乗っている法華経八の巻を灯の下に繰りひろげた。 切り燈台の火は、花のような丁字をむすびながら、明く螺鈿の経机を照らしている。耳にはいるのは几帳の向うに横 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大阪朝日新聞夕刊」1917(大正6)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
種々
(
しょうしょう
)
修
(
しゅう
)
下
(
しも
)
出
(
いで
)
明
(
あかる
)
傅
(
ふ
)
凡百
(
ぼんびゃく
)
天
(
あめ
)
承
(
うけたま
)
円座
(
わらふだ
)
一所
(
ひとところ
)
眼
(
まなこ
)
現
(
げん
)
巻
(
まき
)
灯
(
あかり
)
今日
(
きょう
)
妄
(
みだり
)
方
(
ほう
)
上
(
かみ
)
三業
(
さんごう
)
道命
(
どうみょう
)
容
(
かたち
)
洞院
(
とういん
)
眸
(
ひとみ
)
矛盾
(
むじゅん
)
男女
(
なんにょ
)
狐狸
(
こり
)
煤
(
すす
)
焔
(
ほのお
)
満更
(
まんざら
)
罷
(
まか
)
水干
(
すいかん
)
気高
(
けだか
)
比丘
(
びく
)
業苦
(
ごうく
)
業畜
(
ごうちく
)
見参
(
げんざん
)
鼠
(
ねずみ
)
黄髪
(
こうはつ
)
験者
(
げんざ
)
退
(
の
)
蹲
(
うずくま
)
諸々
(
もろもろ
)
読誦
(
どくじゅ
)
読経
(
どきょう
)
誦
(
ず
)
語
(
ことば
)
稍後
(
ややあと
)
褊袗
(
へんさん
)
螺鈿
(
らでん
)
蛍
(
ほたる
)
苦々
(
にがにが
)
聴聞
(
ちょうもん
)
翁
(
おきな
)
憚
(
はばか
)
縁
(
ふち
)
経机
(
きょうづくえ
)
仔細
(
しさい
)
変化
(
へんげ
)
堕獄
(
だごく
)
唇
(
くちびる
)
味得
(
みとく
)
向後
(
こうご
)
功徳
(
くどく
)
別当
(
べっとう
)
几帳
(
きちょう
)
凝
(
こ
)
女人
(
にょにん
)
仏性
(
ぶっしょう
)
五戒
(
ごかい
)
中音
(
ちゅうおん
)
下賤
(
げせん
)
下
(
した
)
万善
(
ばんぜん
)
丁字
(
ちょうじ
)
一語
(
ひとこと
)
一眄
(
いちべん
)
御身
(
おんみ
)
朦朧
(
もうろう
)
曹司
(
ぞうし
)
春宵
(
しゅんしょう
)
手頸
(
てくび
)
懶
(
ものう
)
意
(
こころ
)
悉
(
ことごと
)
恵心
(
えしん
)
忌
(
い
)
果報
(
かほう
)
御房
(
ごぼう
)
影顕
(
えいげん
)
弟子
(
でし
)
己
(
おの
)
寧
(
むし
)
容子
(
ようす
)
容
(
い
)
娑婆
(
しゃば
)
好女
(
こうじょ
)