“凡百”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらゆる20.0%
はんぴやく20.0%
ぼんびゃく20.0%
ぼんびやく20.0%
ぼんぴやく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは吾々二人の間の私的の駆引にこそ凡百あらゆる虚偽が含まれておれ、その行っている学術の実験と、それによって証明さるべき学理、原則の中には、一点、微塵みじんの虚偽も含まれていないのだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これら凡百はんぴやくの話題をぬきにして、話好はなしずきの伯母さんは自身四十九年間の一切の記憶の糸をたてに入れる。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「不肖ながら道命は、あらゆる経文論釈にまなこを曝した。凡百ぼんびゃく戒行徳目かいぎょうとくもくも修せなんだものはない。そのほうづれの申す事に気がつかぬうつけと思うか。」——が、道祖神さえのかみは答えない。
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
これら凡百ぼんびやくの話題をぬきにして、話好はなしずきの伯母さんは自身四十九年間の一切の記憶の絲をたてに入れる。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
苦悶の闇に迷ふ凡百ぼんぴやくのともがら
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)