“経”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
53.6%
21.4%
11.1%
きょう6.0%
たっ1.3%
たて1.3%
けい1.1%
きやう1.0%
たち0.4%
たた0.3%
(他:17)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“経”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語13.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
昨日きのう……たしか昨日きのうと思うが、を負ってからう一昼夜、こうして二昼夜三昼夜とつ内には死ぬ。
なずいていたが、日もたず目を煩って久しくえないので、英書をけみし、数字を書くことが出来なくなったので
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
されば、更るがわる鈎を挙げて、を更め、無心にして唯あたりを待ちけるに、一時間許りける時、果して鈴に響く。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
ここ天下の諸相は急激に一転したが、て来た日かずを顧みれば、信長の死後、まだわずか今日で十日程しかっていない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当たった時は驚いたものの、それほどでもないと思っていたのが、だんだん時をるに連れて骨髄こつずいに透って耐え難い。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それが病気の加減で頭がだんだん鈍くなるのか何だか、日をるに従って、無精な排泄はいせつを意としないようになった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
くろころもをまとって、一にち御堂おどうなかでおきょうんでらしました。
女の魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
はじめて朝鮮ちょうせんくにから、ほとけさまのおきょうをたくさん献上けんじょうしてまいりました。
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
所がおよそこの事が済んで一年ばかりたってから、不意とその松木を見付け出したこそ不思議の因縁である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
怨霊おんりょうというものは何年たっても消えないものだろうか。』と問いました。すると里子は平気で、
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
狂いをたてに怒りをよこに、あられふる木枯こがらしの夜を織り明せば、荒野の中に白きひげ飛ぶリアの面影が出る。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
丹波布たんばふ二種。原寸大。左方のは木綿。右方のはよこ木綿、たて絹。日本民藝美術館蔵。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
けいには江戸三百年の風流を呑却どんきやくして、万変自ら寸心に溢れ、には海東六十州の人情を曲尽して、一息忽ち千載に通ず。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この女のためにはけいを講じ史を読むのは、家常の茶飯であるから、道家の言がかえってその新をい奇を求める心をよろこばしめたのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
みな歴々の女房衆にてましませば、肌にはきやうかたびら、色よき小袖うつくしく出立いでたち、少しも取みだれず神妙也。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わし師匠ししやうきびしかつたし、きやう身体からだぢや、はださへいだことはついぞおぼえぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
年月としつきたち一旦いったん富みし弟の阿利吒ありたは、兄に対して薄情なりし報いのためにや損毛のみ打つづきてまた貧者となり
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
懊悩おうのううちに神田の法律学校に通って三月もたちましたろうか。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お勢はおそろしく赤面してさも面目なげに俯向いたが、十分もたたぬうちに座舗ざしきを出てしまッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
訴訟用から僕は此家に出入することとなり、僕と里子は恋仲になりました、手短に言いますが、半年たたぬうちに二人ふたりは離れることの出来ないほど、のぼせ上げたのです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
だが「る」は現状のまゝ、時の経つ事になる。
然るに世の盲目評家は、その過程に於て、形式といふものをること、又、それが避くべからざるものなることを忘れて、この形式によつて、必然的に生ずる副産物の価値を認めないものすらあるが、実にわからないも甚しいといはねばならぬ。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこで、天子様はお憤りなされて「つねに、長眼ナガメしめ、又しもせず、モノオモはしめたまひき」とある。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「何やらの書にも——ソノ味ハ醇厚ジユンコウ、久シキヲテモ損セズ、ユヱイニシヘヨリ大宋タイソウ南蛮ナンバンニ往来スル倭船ワセンモ、必ズココニテ酒壺シユコ吉備酒キビザケヲ満タシ、長キ船中ノ用ニツ——とか。……和上わじょう、そのような美酒うまざけをわれらへひとつ馳走して給わるまいか」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十三ぎょうといい、九経といい、六経という。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
弦四郎は丹生川平に住んで、十日の日数をけみしていた。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから半歳余りたつた頃、また周丹泉が唐太常をおとづれた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それをたていととするならば、春夏秋冬の絶えざる変化をよこいととして、ここに錦繍きんしゅうの楽土が織り出されているのであります。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
年をるにつれて、余計に彼女はこういうことを大切にするように成った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そればっかりじゃない。事件ことの起りが三月の十一日じゃろう。それから十二、十三と三日もっとるのに下手人がわからんとは余りにも手ぬるいちゅうて、大目付から矢の催促じゃ」
わがいほふみよむ窓につるの来て
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
障子しやうじを開けて眺めると、例の銀杏いてふ枯々かれ/″\こずゑへだてゝ、雪に包まれた町々の光景ありさまが見渡される。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
蕭条せうでうとした岸の柳の枯枝をへだてゝ、飯山の町の眺望ながめは右側にひらけて居た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
さらに孝徳紀の大化二年の条には、『人死亡みまかる時に、若くはわなきて自らしたがひ、或は絞きて殉はしめ、及びあながちにゆきし人の馬を殉へるが如き旧俗は、皆悉くとどめよ』とあるのは、まだこの時代に殉死がさかんに行われ、或いは自発的にまたは強制的に、この蛮習の存したことが窺われる。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
今度摂津の国の一の谷で討死した人々には越前の三位通盛薩摩の守忠教但馬守経政若狭守経俊淡路守清房尾張守キヨ貞備中守師盛武蔵守知章蔵人大夫成盛大夫敦盛十人と云う事である。
常世人に、あやかつて、其国人と均しい年をとつて居た為に、束の間と思うた間に、此世では、家処イヘドコロも、見知りごしの人もなくなる程の巌の蝕む時間がつて居たのである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其後進歩して、台の上にタテ棒を竪て、一人持ヒトリモチ提灯一つ、ひげこ(第一図)額などを備へた形になつて来たのだと言ふが、恐らく、経棒は最初からあつた物で、額だけがぽつつり乗つて居たのではなからう。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
併しもう一代古い処では、とこよが常夜トコヨで、常夜トコヨく国、闇かきクラす恐しい神の国と考へて居たらしい。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)