“経”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
54.1%
21.5%
10.7%
きょう5.8%
たて1.3%
たっ1.2%
けい1.1%
きやう1.1%
たち0.4%
たた0.3%
0.3%
0.3%
へだ0.1%
たゝ0.1%
おしえ0.1%
ぎょう0.1%
けみ0.1%
たつ0.1%
たていと0.1%
0.1%
0.1%
ふみ0.1%
わな0.1%
キヨ0.1%
0.1%
タテ0.1%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつまでっても、峻は依然として挨拶をせずに出掛けて行って、いつのまにかこっそりと帰って来ては本にかじりついているという具合だった。
秋草の顆 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
それから大学予備門だいがくよびもんに入つて二ねんまで山田やまだとは音信不通いんしんふつうかたちたのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
十五分……そして多分二十分もた。道夫が椅子の上で身体をちょっと動かすと、ぎいっと椅子が鳴った。それはびっくりするほどの高い音をたてた。
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「何も、ございませぬが、お寒さしのぎに」お次はそこへ酒を出しておいてから、何くれとなく、主婦の仕事を片づけていた。そして、ほどて、
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いかに人に接して偉大なる感を与うることあるも、年をるにしたがい、その金箔きんぱくがだんだんにげると同時に、その人はますます小さく
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
鉄鉉、左都督さととく盛庸せいよう右都督ゆうととく陳暉ちんきと力を尽してふせぎ、志を堅うして守り、日をれど屈せず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
なるほどやっぱり陳氏だ、おきょうにある青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光をやったんだなと、私はつくづく感心してそれを見上げました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
またあるとき太子たいし天子てんしさまの御前ごぜんで、勝鬘経しょうまんきょうというおきょう講釈こうしゃくをおはじめになって
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
たて一寸五分ぐらい、高さ三寸程……ちょうど西木家の吐酒石酸の瓶ぐらいの横腹に白いレッテルが貼ってあって、酒石酸と活字が三個右から左に並んでいる。
無系統虎列剌 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
麻を裂き、み、色に染め、たて、機に掛け、これを晒し、これを仕上げそうしてこれを売るまでに、どんなに苦労や技が要るでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
紙入かみいれに金を入れて置く、ソレは二か三分か入れてある、入れてあるけれども何時いつまでたってもその金のなくなったことがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私ハカネテカラ二人ノ様子ガオカシイト感ジテ居リマシタカラ、其ノ時何トナク気ニナリマシタノデ暫クたっテカラ私モ便所ニ行ッテクルカラト申シテ室外ニ出マシタ。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
この女のためにはけいを講じ史を読むのは、家常の茶飯であるから、道家の言がかえってその新をい奇を求める心をよろこばしめたのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
けいには江戸三百年の風流を呑却どんきやくして、万変自ら寸心に溢れ、には海東六十州の人情を曲尽して、一息忽ち千載に通ず。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かくてその黄昏たそがれにいたり、源教げんけうは常より心して仏に供養くやうし、そこらきよらになしきやうたり。
わし師匠ししやうきびしかつたし、きやう身体からだぢや、はださへいだことはついぞおぼえぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
年月としつきたち一旦いったん富みし弟の阿利吒ありたは、兄に対して薄情なりし報いのためにや損毛のみ打つづきてまた貧者となり
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
これにて愚僧が犯せる罪科の跡は自然立消たちぎえになり候事とて、ほつと一息付き候ものゝ、実はまんまとわが身の悪事を他人に塗付ぬりつけ候次第に候間、日数ひかずたち候につれていよいよ寝覚ねざめあしく
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
訴訟用から僕は此家に出入することとなり、僕と里子は恋仲になりました、手短に言いますが、半年たたぬうちに二人ふたりは離れることの出来ないほど、のぼせ上げたのです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お勢はおそろしく赤面してさも面目なげに俯向いたが、十分もたたぬうちに座舗ざしきを出てしまッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
然るに世の盲目評家は、その過程に於て、形式といふものをること、又、それが避くべからざるものなることを忘れて、この形式によつて、必然的に生ずる副産物の価値を認めないものすらあるが、実にわからないも甚しいといはねばならぬ。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが「る」は現状のまゝ、時の経つ事になる。
そこで、天子様はお憤りなされて「つねに、長眼ナガメしめ、又しもせず、モノオモはしめたまひき」とある。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「何やらの書にも——ソノ味ハ醇厚ジユンコウ、久シキヲテモ損セズ、ユヱイニシヘヨリ大宋タイソウ南蛮ナンバンニ往来スル倭船ワセンモ、必ズココニテ酒壺シユコ吉備酒キビザケヲ満タシ、長キ船中ノ用ニツ——とか。……和上わじょう、そのような美酒うまざけをわれらへひとつ馳走して給わるまいか」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
障子しやうじを開けて眺めると、例の銀杏いてふ枯々かれ/″\こずゑへだてゝ、雪に包まれた町々の光景ありさまが見渡される。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
蕭条せうでうとした岸の柳の枯枝をへだてゝ、飯山の町の眺望ながめは右側にひらけて居た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
友「口惜しい、畜生め、町人と思って打ち打擲して、人を半死半生に殺しゃアがったな、あゝ己は口惜しい、己は此の橋から飛込んで三日たゝうちみんな取殺すからそう思え、エー口惜しい」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
友「三日たゝうちに取殺します」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
釈迦しゃかおしえ華厳けごんまじない真言しんごんの秘密。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十三ぎょうといい、九経といい、六経という。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
弦四郎は丹生川平に住んで、十日の日数をけみしていた。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから半歳余りたつた頃、また周丹泉が唐太常をおとづれた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それをたていととするならば、春夏秋冬の絶えざる変化をよこいととして、ここに錦繍きんしゅうの楽土が織り出されているのであります。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
年をるにつれて、余計に彼女はこういうことを大切にするように成った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そればっかりじゃない。事件ことの起りが三月の十一日じゃろう。それから十二、十三と三日もっとるのに下手人がわからんとは余りにも手ぬるいちゅうて、大目付から矢の催促じゃ」
わがいほふみよむ窓につるの来て
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
さらに孝徳紀の大化二年の条には、『人死亡みまかる時に、若くはわなきて自らしたがひ、或は絞きて殉はしめ、及びあながちにゆきし人の馬を殉へるが如き旧俗は、皆悉くとどめよ』とあるのは、まだこの時代に殉死がさかんに行われ、或いは自発的にまたは強制的に、この蛮習の存したことが窺われる。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
今度摂津の国の一の谷で討死した人々には越前の三位通盛薩摩の守忠教但馬守経政若狭守経俊淡路守清房尾張守キヨ貞備中守師盛武蔵守知章蔵人大夫成盛大夫敦盛十人と云う事である。
常世人に、あやかつて、其国人と均しい年をとつて居た為に、束の間と思うた間に、此世では、家処イヘドコロも、見知りごしの人もなくなる程の巌の蝕む時間がつて居たのである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其後進歩して、台の上にタテ棒を竪て、一人持ヒトリモチ提灯一つ、ひげこ(第一図)額などを備へた形になつて来たのだと言ふが、恐らく、経棒は最初からあつた物で、額だけがぽつつり乗つて居たのではなからう。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
併しもう一代古い処では、とこよが常夜トコヨで、常夜トコヨく国、闇かきクラす恐しい神の国と考へて居たらしい。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)