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経
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きやう
ふりがな文庫
“
経
(
きやう
)” の例文
旧字:
經
本堂
(
ほんだう
)
の
方
(
はう
)
では
経
(
きやう
)
を
読
(
よ
)
む
声
(
こゑ
)
、
鉦
(
かね
)
を
打
(
う
)
つ
音
(
おと
)
もしてゐる。
道子
(
みちこ
)
は
今年
(
ことし
)
もいつか
盆
(
ぼん
)
の十三
日
(
にち
)
になつたのだと
初
(
はじ
)
めて
気
(
き
)
がついた
時
(
とき
)
である。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
虱
(
しらみ
)
を
捫
(
ひね
)
る事一万疋に及びし時
酒屋
(
さかや
)
の
厮童
(
こぞう
)
が「キンライ」
節
(
ふし
)
を聞いて
豁然
(
くわつぜん
)
大悟
(
たいご
)
し、茲に
椽大
(
えんだい
)
の
椎実筆
(
しひのみふで
)
を
揮
(
ふるつ
)
て
洽
(
あまね
)
く
衆生
(
しゆじやう
)
の
為
(
ため
)
に
為
(
ゐ
)
文学者
(
ぶんがくしや
)
経
(
きやう
)
を
説解
(
せつかい
)
せんとす。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
○
斯
(
かく
)
てその
黄昏
(
たそがれ
)
にいたり、
源教
(
げんけう
)
は常より心して仏に
供養
(
くやう
)
し、そこら
清
(
きよ
)
らになし
経
(
きやう
)
を
誦
(
ず
)
し
居
(
ゐ
)
たり。七兵衛はやきたりぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いや、
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
を
忘
(
わす
)
れまい。
沼
(
ぬま
)
の
中
(
なか
)
へ
当
(
あて
)
の
無
(
な
)
い
経
(
きやう
)
読
(
よ
)
ませて、
斎非時
(
ときひじ
)
にとて
及
(
およ
)
ばぬが、
渋茶
(
しぶちや
)
一
(
ひと
)
つ
振舞
(
ふるま
)
はず、
既
(
すん
)
での
事
(
こと
)
に
私
(
わし
)
は
生涯
(
しやうがい
)
坊主
(
ばうず
)
の
水車
(
みづぐるま
)
に
成
(
な
)
らうとした。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
みな歴々の女房衆にてましませば、肌には
経
(
きやう
)
かたびら、色よき小袖うつくしく
出立
(
いでたち
)
、少しも取みだれず神妙也。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
いにしへより
倭
(
やまと
)
漢土
(
もろこし
)
ともに、国をあらそひて兄弟
敵
(
あた
)
となりし
例
(
ためし
)
は珍しからねど、
罪
(
つみ
)
深き事かなと思ふより、
悪心
(
あくしん
)
懺悔
(
さんげ
)
の為にとて
写
(
うつ
)
しぬる御
経
(
きやう
)
なるを、いかにささふる者ありとも
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
経
(
きやう
)
はにがし春のゆふべを奥の院の二十五菩薩歌うけたまへ
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
遠く行き
経
(
きやう
)
は負はねど詩を負へり蒙古の沙よ我を埋むな
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
ほととぎす
治承
(
ちしやう
)
寿永
(
じゆえい
)
のおん
国母
(
こくも
)
三十にして
経
(
きやう
)
よます寺
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
私
(
わし
)
は
師匠
(
ししやう
)
が
厳
(
きびし
)
かつたし、
経
(
きやう
)
を
読
(
よ
)
む
身体
(
からだ
)
ぢや、
肌
(
はだ
)
さへ
脱
(
ぬ
)
いだことはついぞ
覚
(
おぼ
)
えぬ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
堂の鐘のひくきゆふべを前髪の桃のつぼみに
経
(
きやう
)
たまへ君
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
肩おちて
経
(
きやう
)
にゆらぎのそぞろ髪をとめ
有心者
(
うしんじや
)
春の雲こき
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
“経”を含む語句
経緯
経験
経過
御経
神経
聖経
読経
誦経
法華経
経歴
諷経
月経
経立
経営者
経文
看経
年経
山海経
経上
経来
...