“源教”の読み方と例文
読み方割合
げんけう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがの源教げんけう戦慄ぞつとせしが、心をしづめてよくこそきたりつれといふに、幽霊いうれいはさらにことばをいださず、すがたは昨夜よんべ見たるにたがはず。
かくてその黄昏たそがれにいたり、源教げんけうは常より心して仏に供養くやうし、そこらきよらになしきやうたり。七兵衛はやきたりぬ。
○かくてその夜源教げんけう草庵さうあんに人々あつまり、おしこりあひて念仏しければ、なか/\ににぎはしき仏事也けり。