“清”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きよ30.9%
すず16.4%
せい10.5%
6.7%
しん6.5%
すゞ6.2%
すが5.6%
すずし4.6%
さや3.2%
きよし2.7%
(他:25)6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“清”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌7.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「おきよさん、これを大森さんのとこへ持っていって、このかたが先ほど見えましたがお留守だと言って断わりましたって……」
疲労 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
台所からきよが持って来た含嗽茶碗うがいぢゃわんを受け取って、戸袋の前へ立って、紙が一面にれるほど霧を吹いた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『マア!』と心から驚いた様な声を出して、智恵子はすずしい眼をみはつた。『其麽そんな事被仰るもんぢやないわ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
物珍らしい心から出るのを少し躊躇ちゅうちょしていると,娘が貌をふり上げてすずしい目で自分を見た、その目の中には
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
しょうちゃん、そのぴかぴか、ひかるものなあに。」といって、さきせいちゃんが、かけてきました。
金色のボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どれ、せいちゃんと、はやしへいって、やまがらをぼうや。」と、正雄まさおは、またしました。
へちまの水 (新字新仮名) / 小川未明(著)
旅らしい心持で、その細いんだ音に耳を澄ましながら、岸本は窓に向いた机のところで小さな朝飯の盆にむかった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
看護婦さんは行儀の正しい無口な女で、物を言へば薄い銀線の触れ合ふ様なんだ声で明確はつきりと語尾を言ふ。
産褥の記 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
かん高祖こうそ丁公ていこうりくし、しん康煕こうき帝がみん末の遺臣いしん擯斥ひんせき
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しん雍正ようせい十年六月の夜に大雷雨がおこって、けん県の県城の西にある某村では、村民なにがしが落雷に撃たれて死んだ。
(おゝ、御坊様おばうさま、)と立顕たちあらはれたのは小造こづくりうつくしい、こゑすゞしい、ものやさしい。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いとけなこゝろにもなつかしとか、うれしとかおもつたのであらう、そのすゞしい
いっぱいに開け放した硝子扉ケースメントから、薄荷はっか入りの、すがすがしい朝の海風うみかぜが吹き込んでくる。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しづけくもかしこすがたかしこくもやすけき此の、この殿の青きいらかのあやにすがしも。
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「まあ、」とすずしい目をみはって、きっにらむがごとくにしたが、口に微笑が含まれて、苦しくはない様子。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょいと見向いて、すずしい眼で御覧なすって、莞爾にっこりしてお俯向うつむきで、せっせと縫っていらっしゃる。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
春日山かすがやまおしてらせるこのつきいもにはにもさやけかりけり 〔巻七・一〇七四〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
やはり旅人の作に、「昔見しきさの小河を今見ればいよよさやけくなりにけるかも」(巻三・三一六)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
きよし君、一郎君、りょうちゃん、てつちゃん、ブウちゃんなどが集まってきて、このおもしろくない世の中をなげいた。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
丸善に一時間ばかりいて、久しぶりで日吉町ひよしちょうへ行ったら、きよしがたった一人ひとりで、留守番をしていた。
田端日記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
磨ぎすましたる三日月は、惜しや雲間に隠れき、ゆかりの藤の紫は、厄難いまだ解けずして再び奈落に陥りつ、外よりきたれる得右衛門も鬼の手に捕られたり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
牛肉はすまじるへ入れるよりも味噌汁へ入れた方が良いようですね
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
微笑ほゝゑんでせて、わかいのがそのすゞしめると、くるりと𢌞まはつて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ちよいと見向みむいて、すゞし御覧ごらんなすつて莞爾につこりしてお俯向うつむきで、せつせとつてらつしやる。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
馬糞紙のらつぱは、更に大きくして光彩陸離たる姿と、スヾやかに鋭い声を発する舶来の拡声器を得た訣なのです。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
伏し目に半ば閉ぢられた目は、此時、姫を認めたやうに、スヾしく見ひらいた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
眼爽まなこさはやかに、かたちきよらあがれるは、こうとして玉樹ぎよくじゆの風前に臨めるともふべくや
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
髪は薄けれど、くしの歯通りて、一髪いつぱつを乱さず円髷まるわげに結ひて顔の色は赤きかたなれど、いと好くみがきてきよらなめらかなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かつらの呼び方であるが、かつらとんで言ふのが正しいか、かづらと濁るのが正しいか。
はちまきの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
□または これを「またば」とはを濁音に見ても、一応の解釈はつくが、大分無理があるやうである。これは、必ずんで読んだものに違ひなからう。尚このことは後に論ずるつもりである。
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「おおそうそう、月参講げっさんこうの連中が大勢泊った日でしたなあ。御一緒に青い梅のなった樹の蔭を歩いて、あの時、ソラ碓氷川うすいがわい声がしましたろう。貴方がそれを聞きつけて、『あれが河鹿かじかなんですか、あらそう、ひぐらしの鳴くようですわねえ』と仰ったでしょう」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ひかり権者ごんじやれいよく
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
素絃そげん きよきしらべおこし、
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そして其の肌の色==と謂つても、ホンノリ血の色がいて處女しよぢよ生氣せいき微動びどうしてゐるかと思はれる、また其の微動している生氣を柔にひツくるめて生々うい/\しくきよらかな肌の色==花で謂つたら、丁度ちやうど淡紅色の櫻草さくらさうの花に髣髴さもにてゐる、其の朋の色が眼に付いてならぬ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
耀かがよひわたるけうらさに、こひ退しさりて、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
軽くゆすいで盃をさしながら、
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
神武建国の詔には、「辺土未ダオサマラズ、余妖ヨヨウツヨシト雖、中州ノ地マタ風塵フウジンナシ。」と書いてある。
キヨこ。きっと言へ。きりき、きゝりき、きやまのきんのくそ。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「わしはシンへ渡るつもりで来ましたぢや。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
伏し目に半ば閉ぢられた目は、此時、姫を認めたやうに、スズしく見ひらいた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
当主のセイ吉といふ人は、小学では同級で、青涕あをばなを初中終啜つてゐた、おつとりした子であつたが、此家も、電車道に屋敷を奪はれて、折口の古屋敷は亡くなつた訣なのである。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)