“今夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんや81.9%
こよい6.9%
こよひ6.3%
こんにや2.5%
こんばん0.6%
このよひ0.6%
こんど0.6%
こんにゃ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ここから、北(きた)へ、北(きた)へと飛(と)んでゆけば、その地方(ちほう)へ出(で)られるような気(き)がする。ゆくなら今夜(こんや)にでも、すぐに立(た)とうではないか。」
がん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ええ、さて各自(おのおの)には、すでに御本望をお遂げなされたのでありまするか。それとも、また今夜(こよい)にも吉良邸へお討入りに相成りますかな。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今夜(こよひ)は満願とてかの橋にもいたり殊更(ことさら)につとめて回向(ゑかう)をなし鉦うちならして念仏(ねんぶつ)しけるに、皎々(けう/\)たる月遽然(にはか)に曇(くも)りて朦朧(まうろう)たり。
『ホホヽヽ。』と又笑つて、『先生樣ア、お前樣、狐踊踊るづア、今夜(こんにや)俺(おら)と一緒に踊らねえすか? 今夜(こんにや)から盆だす。』
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ひどい暴風雨(しけ)でございますこと。旦那(だんな)様がいらッしゃいませんと、ねエ奥様、今夜(こんばん)なんざとても目が合いませんよ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
然るに巻十(一九五二)に、「今夜(このよひ)のおぼつかなきに霍公鳥鳴くなる声の音の遙けさ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
今夜(こんど)帰つて来たのは、妻の父が死んだので、それで国に置いた妻子に逢つたり何かするために帰つて来たのだが、その江界からは、国のH市まで半月の月日を要するのであつた。
初冬の記事 (新字旧仮名) / 田山花袋、田山録弥(著)
「うん。砂糖入れで、すぐに今夜(こんにゃ)、瓶(びん)さ詰めでしむべぢゃ。そして落しの中さ置ぐべすさ。瓶、去年なのな、あったたぢゃな。」
葡萄水 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)