“今夜中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんやぢう50.0%
こんやぢゆう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なに彼奴あいつ今夜中こんやぢうつものか、今頃いまごろ革鞄かばんの前へすはつて考へ込んでゐるぐらゐのものだ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まへにもう一遍様子を見て、それから東京をやうと云ふ気が起つた。グラツドストーンは今夜中こんやぢうに始末をけて、明日あす朝早あさはやげてかれる様にして置けば構はない事になつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かちんくにはらないよ、臺所だいどころ火消壺ひけしつぼからずみつてておまへ勝手かつていておべ、わたし今夜中こんやぢゆう一枚ひとつげねばならぬ、かど質屋しちや旦那だんなどのが御年始着ごねんしぎだからとてはりれば
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)