“針”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はり86.4%
ばり7.9%
しん1.4%
ピン1.4%
ぴん0.7%
0.7%
びん0.7%
エイギュイユ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちにも、時計とけいはりはこくこくとたっていったのです。いつもかえ時間じかんより一時間じかん、二時間じかん、二時間半じかんはんぎてしまったのです。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
さて、手ぬぐいで顔をふこうとしますと、とめばりがすうっと顔をこすって、おかげで右の耳から左の耳まで、赤いミミズばれができてしまいました。
また松陰しょういん先生にしても誰にでもこの筆法をもって鞭撻べんたつされたとも思われぬ。日ごろ先生が公に見るところあり、この機に乗じて一しんを加えたにすぎぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
日ごと夜ごとにピンを執り、テレピンを執り
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「それぢや口づからも何だから、紙片かみきれに返事を書いて、ぴんでお前のせなにとめておくとしませう。」
そしてあのこおろぎの鳴くのは、「襤褸つづれせつづれさせ」と言って鳴くのだ、貧しいものはあの声を聞いて冬の着物の用意をするのだと言って聞かせました。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
何? ずっと向こうの銀のびんのようなの? そうそう、あれはやっぱり利根の流れだ。ああもう先はかすんで見えない。両眼鏡を持って来るところだったねエ、浪さん。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
少年はまたその他に、(空にクリューズ)という言葉と(エイギュイユ)という言葉を見つけた。