“針路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんろ83.3%
コース16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそれ以來、かつて正しい針路しんろにかへつたことはないのです。だが私はもつとずつと違つた風になつてゐたかも知れない。
いいあんばいに、ヘリコプターは、こっちへ飛んでくる途中で、とつぜん針路しんろを北へ曲げたので助かった。よもやこんな西の方まで逃げてきているとは思わなかったのであろう。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「これが我々の執れる唯一の針路コースだとすれば、こうするほかはありませんね。」と船長が答えた。
その漣でさえ積み込み渦ぎた吾々の舟には危険であったが、最も悪いことは、舟がほんとうの針路コースから押し流されて、例の岬の蔭の吾々の正当な上陸所から遠ざかっていることだった。