そしてそれ以來、かつて正しい針路にかへつたことはないのです。だが私はもつとずつと違つた風になつてゐたかも知れない。
いいあんばいに、ヘリコプターは、こっちへ飛んでくる途中で、とつぜん針路を北へ曲げたので助かった。よもやこんな西の方まで逃げてきているとは思わなかったのであろう。
と、俄に、針路の変更をいいつけた。
私は二十一の年に間違つた針路をとつて出發したのです。といふよりはむしろ(他の破産者と同じく私も非難の一半を惡運と不幸な環境に歸したいので)
「よし。では、出動! 針路、真南! 傾斜をなおしつつ、前進」
“針路”の意味
“針路”の解説
針路(しんろ)とは、乗り物の先端の方向。
船舶の世界においては、船首が向けられている方向のことを指す。通常は操縦用のコンパス(羅針盤)が示している方向と考えてさしつかえない。ただし、船舶は風や潮流、海流の影響をうけるため、「針路」(先端の方向)のほうに進むとは限らず、横滑りしながら進んでゆくことも多い。つまり厳密に言うと、針路と進路は異なる。航法(ナビゲーション)の分野では、船舶の先端の方向だけを「針路」と呼び、船体が実際に移動している方向(海図上で進む方向)は「進路」と呼び、「針路」とはかなりはっきりと区別している。
(出典:Wikipedia)
船舶の世界においては、船首が向けられている方向のことを指す。通常は操縦用のコンパス(羅針盤)が示している方向と考えてさしつかえない。ただし、船舶は風や潮流、海流の影響をうけるため、「針路」(先端の方向)のほうに進むとは限らず、横滑りしながら進んでゆくことも多い。つまり厳密に言うと、針路と進路は異なる。航法(ナビゲーション)の分野では、船舶の先端の方向だけを「針路」と呼び、船体が実際に移動している方向(海図上で進む方向)は「進路」と呼び、「針路」とはかなりはっきりと区別している。
(出典:Wikipedia)