“針魚”の読み方と例文
読み方割合
さより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両画伯を招待さ……「見苦しゅうはごわすが、料理店は余り露骨……」料理屋の余り露骨は可訝(おか)しいがね、腰掛同然の店だからさ、そこから、むすび針魚(さより)の椀(わん)
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恰好(かたち)のいい針魚(さより)のような肢体——それを包んだ黒ずくめの中から、白い顔と半襟の水色とがクッキリと浮出ていて、それが、四十女の情熱と反面の冷たい理智を感じさせる。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
皮を引いたらあまり微塵(みじん)にせずに、葛もごく淡(うす)くねがいます。さて、……ちょうど、わらさの季節だから、削切(けずりき)りにして、前盛(まえもり)には針魚(さより)の博多(はかた)づくりか烏賊(いか)の霜降(しもふり)。つまみは花おろしでも……
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)