“鰐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わに93.2%
アリゲーター1.4%
クロコジール1.4%
さめ1.4%
クロコディール1.4%
ワニ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして結局、巴里パリーの大道で野たれじにをしようとも、ナイル河のわにに喰われて死のうとも、己は少しも恨めしいとは思うまい。………
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
二三度そういうことを繰り返しているうちに、その男は、さっきから数回銛をぶちつけていたのは、石ではなくて、アリゲーターガールそのものであったことに気がつく。
異魚 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
СССРの皮肉の諧謔の好標本である『クロコジール』は、復活祭パスハ号である。表紙にこんな絵がある。緑色シャツの労働者が白布を頭にかぶって水の入ったバケツをさげて歩いて来た。女に訊いている。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
親父おやじが自慢に人様が来ると常々見せましたが、縁頭ふちがしら赤銅七子しゃくどうなゝこに金の三羽千鳥が附きまして、目貫めぬきも金の三羽千鳥、これは後藤宗乘の作で出来のいのだそうで、さめはチャンパン
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
漫画雑誌の「クロコディール」は、いつも官僚主義を諷刺していた。ビュロクラティズムという言葉は、伸子がモスクヷで最も早くおぼえた用語の一つだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
僕の忿懣ふんまんはその極に達したが、今度も抗弁は無効であつた。僕は科長であるワニ五郎博士、および研究室附きの若い看護婦、ウズラ七娘に引渡され、病棟内の小部屋に収容された。
わが心の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)