“鰐口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わにぐち89.3%
わにくち7.1%
がまぐち3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米友が幸内をおぶって来た帯は、神社の鰐口わにぐちの綱をお借り申して来たものであります。米友はその綱を探って背負い直そうとした時に
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
案内者いはく、御花圃はなはたけより(まへにいひたる所)別にみちありて竜岩窟りうがんくつといふ所あり、いはやの内に一条ひとすぢの清水ながれそのほとりに古銭多く、鰐口わにくち二ツ掛りありて神をまつる。むかしより如斯かくのごとしといひつたふ。
お庄が切符を買うと、芳太郎も鰐口がまぐちから金を出して同じように四ツ谷行きを買った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)