“祀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつ94.6%
まつり4.2%
まつる0.6%
まり0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建築術のなかった昔にも神道はあった、樹を植えて神をまつったのがすなわち神社である——この故に三輪の神杉には神霊が宿る云々うんぬん
五百は敬に壻を取って長尾氏のまつりを奉ぜしめようとして、安に説き勧めたが、安は猶予して決することが出来なかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
寿永年間桜尾周防守(周防国桜尾城主)近実ちかざねといふ者天神七代を此山にまつる。年歴ひさしうして天満天神の祠となすのみ。時正巳なり。上村源太夫鈴木順平藤林藤吉石川五郎治及余五人舟にて宮島にいたる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それでこれから里に下って、永く一村の鎮守としてまりられようと思う。急いでわれを負うて山を降りて行け、そうして必ず後を見返ってはならぬといわれました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)