“奉祀”の読み方と例文
読み方割合
ほうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また一面に純潔を好む神道の如き宗教上の儀式に処女を神巫かんなぎとして奉祀ほうしする習慣が出来てから、女子を尊敬することは一通りでなくなった。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
「祭」という漢字は、その本国においては、今古を一貫して地の神の奉祀ほうしを意味する語であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また、さす町にある白山はくさん神社、これは小石川の総鎮守で神領三十石、神主由井氏ゆいし奉祀ほうしす。祭るところの神は、加賀かが白山はくさんに同じ、九月の二十一日がおまつりで、諸人群集、さかんなものである。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)