“奉天”の読み方と例文
読み方割合
ほうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉天ほうてん政府の代表チェン氏と打合わせの結果、大連埠頭で、現場貨物主任の日本人一名を買収し(費用二千ドル程度)直接に貨車に積込み
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
十五、六歳の頃から棒を習った。それまではまだいのであるが、それから更に進んで兵となって、奉天ほうてん歩隊に編入された。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
僕はK君を置き炬燵にしょうじ、差し当りの用談をすませることにした。しまの背広を着たK君はもとは奉天ほうてんの特派員、——今は本社詰めの新聞記者だった。
年末の一日 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)