“縞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しま86.6%
じま12.8%
しも0.3%
らんたつ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旁々かたがたの手を見れば、なかばはむきだしで、その上に載せた草花の束ねが呼吸をするたびにしまのペチコートの上をしずかにころがッていた。
あいびき (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
ギクンと振向くと、そこには、つい今まで白シャツを着ていた畔柳博士が、黒っぽいたてじま浴衣ゆかたを着て、ニコニコしながら立っていた。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
いつもときは、しももののそろひで、おとなしづくりのわかをとこで、をんなはう年下とししたくせに、薄手うすで圓髷まげでじみづくりの下町好したまちごのみでをさまつてゐるから、姉女房あねにようばうえるほどなのだが
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わっちさ、扮装なりこしらえるね此様こん扮装いでたちじゃアいけないが結城紬ゆうきつむぎの茶の万筋まんすじの着物に上へ唐桟とうざんらんたつの通し襟の半※はんてん引掛ひっかけて白木しろきの三尺でもない、それよりの子は温和おとなしい方が好きですかねえ
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)