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『鱗粉』
ふりがな文庫
『
鱗粉
(
りんぷん
)
』
海浜都市、K——。 そこは、この邦に於ける最も華やかな、最も多彩な「夏」をもって知れている。 まこと、K——町に、あの爽やかな「夏」の象徴であるむくむくと盛り上った雲の峰が立つと、一度にワーンと蜂の巣をつついたような活気が街に溢れ、長い長い …
著者
蘭郁二郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「探偵春秋」春秋社、1937(昭和12)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約54分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
酷
(
むごた
)
染
(
じみ
)
憤
(
おそ
)
宛
(
まる
)
附
(
くっ
)
確
(
かた
)
眩暈
(
くら
)
跳
(
とび
)
嗄
(
しわ
)
悄々
(
しょうしょう
)
寒
(
ざ
)
佇立
(
つった
)
倦
(
あき
)
言
(
ごん
)
昼
(
ぴるま
)
媚
(
び
)
馳
(
かけ
)
連
(
づれ
)
負
(
まけ
)
螽蟖
(
ばった
)
芳
(
よ
)
聊
(
いさ
)
息
(
そく
)
後
(
ご
)
寂
(
じゃく
)
彼奴
(
やつ
)
寒
(
さ
)
下
(
もと
)
似合
(
にあわ
)
位
(
ぐらい
)
俯伏
(
うつぶせ
)
先
(
さ
)
許
(
ばかり
)
蝟
(
あつ
)
耳朶
(
みみたぼ
)
紗
(
うすもの
)
片頬
(
かたほほ
)
呆
(
あ
)
海面
(
うなも
)
欺
(
かた
)
外
(
そ
)
奔
(
ほとばし
)
恰
(
あた
)
居
(
い
)
上
(
あが
)
下
(
お
)
露出
(
ろしゅつ
)
間
(
けん
)
何
(
なに
)
追
(
つ
)
蹌踉
(
よろめ
)
踵
(
くびす
)
衂
(
ちぬら
)
縁
(
へり
)
疎
(
まばら
)
呆
(
ほう
)
潜
(
もぐ
)
気
(
げ
)
桜花
(
おうか
)
喀血
(
やっ
)
支度
(
こしらえ
)
或
(
あるい
)
後
(
うしろ
)
殺
(
や
)
間
(
あいだ
)
酷
(
むご
)
遉
(
さす
)
遁
(
に
)
逞
(
たく
)
躊躇
(
ためら
)
訝
(
いぶ
)
解
(
わか
)
見窄
(
みすぼら
)
褪
(
さ
)
腫
(
はれ
)
老
(
おい
)
罩
(
こも
)
縞
(
じま
)
皓歯
(
こうし
)
為
(
ため
)
沁
(
しみ
)
水吹
(
しぶき
)
気
(
け
)
様
(
よう
)
植
(
うわ
)
暗
(
やみ
)
春生
(
はるお
)
日盛
(
ひざか
)
於
(
お
)
斯
(
こ
)
撰
(
よ
)
捜
(
さぐ
)
戯
(
ざ
)
慥
(
たしか
)
張
(
ぱ
)
干
(
ひ
)
園生
(
そのう
)
孤子
(
こじ
)
倦
(
あ
)
執拗
(
しつこ
)