“芳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんば28.9%
よし20.0%
かん17.8%
4.4%
よっ3.3%
ほう3.3%
かぐ3.3%
かぐわ2.2%
かんばし2.2%
ヨシ1.1%
かう1.1%
かうばし1.1%
かお1.1%
かを1.1%
こう1.1%
こうば1.1%
におい1.1%
にほい1.1%
はう1.1%
よつ1.1%
よッ1.1%
よツ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
穂麦しい匂がした。蒼白い光を明滅させて、螢が行手を横切って飛んだが、月があんまり明るいので、その螢火はえなかった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ふみ「おや、そこ開けて遣っておくれ……此方だよ、此方へお這入りなさい……あらまア穢い服装でマア、またお出でなすったね」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ことに女にうつつを抜かしている間に、肝腎のものをしてやられたのでは、あまりばしい土産話にはならないのです。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
其方たちも、この世でよき人物に会ったことを徳として、彼の心根に見ならい、おのおの末代にいたるまでき名をのこせよ
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
は面白いが、勘ちゃんが厭だ。と云って、内でお祖母さんとめッこも詰らない。そこで、お隣のおちゃんにお向うのおちゃんを呼んで来る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
毎年宇治のを選んで雲上り、「玉露」と名付けてを全国に伝ふ。当主を坪右衛門と云ひ一男三女を持つ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
落花の季節で櫻が段々のすみずみに吹き寄せられ、波打際の夜明けの景色が其處に見られた。そよかぜははしく暖かさは頬の内からこもつた。
はるあはれ (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
彼女はあかつきのように愛らしく、夕暮れのように美しかったが、非常に他人と異っているのは、その息がペルシャの薔薇の花園よりもなおしい、一種の馥郁たる香気を帯びていることであった。
縁の上も、床の前も、机の際も、と見るとい草と花とでされているのである。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で、家賃も何もみんな払へたつて本統ですか? さんなんてい息子をお持ちなすつたのが何よりお仕合せですネ。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
吸物のを取ると走りの松蕈で、ばしい匂がぷんと鼻にへる。給持役僧は『如何だ』といつた風に眼で笑つて、してつた。
茸の香 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
へ、彼等の逢初めし、互に有りてみしもこの酒ならずや。更に両個の影に伴ひて、人のの必ずなれば、必ずかりしもこの酒ならずや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
る地の新にここに成りしかを疑う心の中のすがすがしさ、更に比えんかたを知らず。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
に見つけたこの梅酒のりある甘さを
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
あのばしい匂い、浸み入る味、陶然とした酔。酒にこれを望みながら僕は滅多にそれに恵まれなくなった。そしてこの頃では飲むそのことがうるさくなって来た。酒。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
欠けたる椀にしき酒なみなみと注ぎえ、前後知らずに酔いして、飲まれぬまでに賜えかし、ラハーキャロー
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
村に一人の男があって梨をに売りに往ったが、すこぶる甘いうえにもいいのでい値で売れた。破れた頭巾をかむり、破れた綿入をきた一人の道士がって、その梨を積んでいる車の前へ来て
種梨 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
其の着想いロマンチツクのを帶びてゐる、何も新しいといふほどの物でもない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
江流ゑんてんとしててんをめぐる
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ヘエ、そしてちやん、う牢屋へ行らしつたのですか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「まあ、さんお坐ンな、そうしてなぜ人を、奥様々々ッて呼ぶの、嫌なこッた。」
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あら、ちやん、私はも無いと言つてるぢやありませんか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)