“睨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にら80.3%
16.9%
にらみ1.0%
げい0.7%
ねめ0.3%
ねら0.2%
こら0.1%
うかが0.1%
なが0.1%
にらめ0.1%
にらん0.1%
0.1%
ニラ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母親はきつい眼でんだが、唇には微笑がうかんでいた。黙って居間へゆき、ひき返して来ると、紙に包んだ物を渡しながら云った。
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
伊豆屋の若旦那が土左衛門になったと聴いて、橋場まで行って見ましたが、三輪の親分がめ廻しているから、諦めて返りましたよ。
郷にったら郷に従えだと、講釈で聞いたんですが、いかな立女形でもあの舞台じゃあが利かねえ、それだから飛んだ目に逢うんでさ。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「私は西川正休、幕府に仕えて天文方、お見知り置かれくださいますよう」グルリと西川正休、太郎丸を一したものである。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
出来ないとお言いのか……フン癯我慢をお言いでない、そんな了簡方だから課長さんにもられたんだ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
これこそルパンのった機会だ。障害物が除去せらるるや否や長靴のでドーブレクの向脛に得意の一撃を与えた。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
一日中、みあっていた両軍が何のきっかけで、どっちからみかけて、接戦の口火が切られたか、分らなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
っているように見えるもんだから、それで不満なんでしょう
千早館の迷路 (新字新仮名) / 海野十三(著)
動物的の愛なんぞは何処かの隅にって置き、例の霊性の愛とかいうものをて来て、薄気味悪い上眼を遣って、天から振垂った曖昧な理想の玉をめながら
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
芋蟲ちやんとはつてをしてましたが、芋蟲其口から煙管して、ッたるいやうなさうな
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
を高くし門を固めて暖き夢につて居るのを見ては、暗黒の空をで皇天の不公平——ぢやない其の卑劣を痛罵したくなるンだ、に近来仙台阪の中腹に三菱の奴が
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
と、これも気色ばんだ女房の顔を、兀上った額越に、トって
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何しろ、此二つの天部が、互に敵視するやうな目つきで、みあつて居る。噂を気にした住侶たちが、色々に置き替へて見たが、どの隅からでも、互に相手の姿を、を裂いて見つめて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)