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睨
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げい
ふりがな文庫
“
睨
(
げい
)” の例文
「私
事
(
こと
)
は西川正休、幕府に仕えて天文方、お見知り置かれくださいますよう」グルリと西川正休、太郎丸を一
睨
(
げい
)
したものである。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
馬鈴薯は『チョッ』と舌打して自分を一
睨
(
げい
)
したが、矢張一言もなく、すぐ又石本を
睨
(
ね
)
め据ゑる。恐らく餘程石本の異彩ある態度に辟易してるのであらう。石本も亦敢て頭を下げなんだ。
雲は天才である
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
小間使いが
女主人
(
あるじ
)
の一
睨
(
げい
)
に会いて半ば消え入りつつそこそこに去りしまで、わずか二分ばかりの間——ながら、この瞬間に
二人
(
ふたり
)
が間の熱やや
下
(
くだ
)
りて、しばらくは
母子
(
おやこ
)
ともに
黙然
(
もくねん
)
と相対しつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
と謂いつつ海野は一歩を進めて、更に看護員を一
睨
(
げい
)
せり。
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吾人はただ西天を
睨
(
げい
)
してその
黒烟
(
こくえん
)
の上るをまつのみ。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
「お浦と申すあの女、発狂いたしましてございます!」もう一度いって仮面の眼穴から、家治の顔を一
睨
(
げい
)
した。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
渠は弁者を
睨
(
げい
)
して
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その男は無言で眼を上げたが、またジロリと一
睨
(
げい
)
し、すぐに下を向いて箒を使い出した。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
太郎丸を一
睨
(
げい
)
した西川正休、
凜然
(
りんぜん
)
として云い放した。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一
睨
(
げい
)
した。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
睨
漢検1級
部首:⽬
13画
“睨”を含む語句
睨付
一睨
睨合
睨廻
睨返
睨視
睥睨
藪睨
睨附
白睨
睨着
八方睨
端睨
御睨
横睨
睨𢌞
睨上
睨殺
傲睨
下睨
...