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黒烟
ふりがな文庫
“黒烟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こくえん
26.3%
くろけぶり
21.1%
くろけむり
21.1%
くろけふ
15.8%
こくゑん
5.3%
くろけふり
5.3%
くろけむ
5.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こくえん
(逆引き)
雨は
歇
(
や
)
んだ代りに、風が少し出て、その
黒烟
(
こくえん
)
とその火とが恐ろしい勢で、次第に其領分をひろめて行く。寺の鐘、半鐘、叫喚、大叫喚※
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
黒烟(こくえん)の例文をもっと
(5作品)
見る
くろけぶり
(逆引き)
乗客はいづれも
埒
(
らち
)
の中へと急いだ。
盛
(
さかん
)
な
黒烟
(
くろけぶり
)
を揚げて直江津の方角から上つて来た列車は豊野
停車場
(
ステーション
)
の前で停つた。高柳は
逸早
(
いちはや
)
く
群集
(
ひとごみ
)
の中を
擦抜
(
すりぬ
)
けて、一室の
扉
(
と
)
を開けて入る。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
黒烟(くろけぶり)の例文をもっと
(4作品)
見る
くろけむり
(逆引き)
然
(
しか
)
るにその子供は親よりも
肥
(
ふと
)
って、
丈
(
せい
)
も高く、また脂ぎって艶々として色も真黒く、今を盛りに毒々しい
黒烟
(
くろけむり
)
を吐いているのだと思った。また下に建てられた平屋も大きかった。
暗い空
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黒烟(くろけむり)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
くろけふ
(逆引き)
もち前の
疳癪
(
かんしやく
)
したに
堪
(
た
)
えがたく、智識の坊さまが目に御覧じたらば、炎につつまれて身は
黒烟
(
くろけふ
)
りに心は狂乱の折ふし、言ふ事もいふ事、金は
敵薬
(
てきやく
)
ぞかし
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
黒烟(くろけふ)の例文をもっと
(3作品)
見る
こくゑん
(逆引き)
忽
(
たちま
)
ち
山岳
(
さんがく
)
鳴動
(
めいどう
)
し、
黒烟
(
こくゑん
)
朦朧
(
もうろう
)
と
立昇
(
たちのぼ
)
る、
其
(
その
)
黒烟
(
こくゑん
)
の
絶間
(
たえま
)
に
眺
(
なが
)
めると、
猛狒
(
ゴリラ
)
は
三頭
(
さんとう
)
共
(
とも
)
微塵
(
みじん
)
になつて
碎
(
くだ
)
け
死
(
し
)
んだ、
獅子
(
しゝ
)
も
大半
(
たいはん
)
は
打斃
(
うちたを
)
れた、
途端
(
とたん
)
に
水兵
(
すいへい
)
が
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
黒烟(こくゑん)の例文をもっと
(1作品)
見る
くろけふり
(逆引き)
数息
(
すそく
)
の間にして火の手は縦横に
蔓
(
はびこ
)
りつつ、納屋の内に乱入れば、
噴出
(
ふきい
)
づる
黒烟
(
くろけふり
)
の渦は
或
(
あるひ
)
は
頽
(
くづ
)
れ、或は畳みて、その外を
引韞
(
ひきつつ
)
むとともに、見え
遍
(
わた
)
りし家も土蔵も
堆
(
うづたか
)
き
黯黮
(
あんたん
)
の底に没して、闇は焔に破られ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
黒烟(くろけふり)の例文をもっと
(1作品)
見る
くろけむ
(逆引き)
黒烟
(
くろけむ
)
高くなびかせて
天地有情
(旧字旧仮名)
/
土井晩翠
(著)
黒烟(くろけむ)の例文をもっと
(1作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
烟
漢検1級
部首:⽕
10画
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴
“黒烟”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
尾崎紅葉
押川春浪
土井晩翠
樋口一葉
二葉亭四迷
蘭郁二郎
鈴木三重吉
北原白秋
中里介山