“疳癪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしゃく82.2%
かんしやく17.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が疳癪(かんしゃく)を起して、湯呑みで酒を飲もうとしたら、毒になるから、毒になるからと言ッて、お前さんが止めておくれだッたッけねえ。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
赤坊が泣き叫ぶのを聞くことは、めったになく、又私はいま迄の所、お母さんが赤坊に対して疳癪(かんしゃく)を起しているのを一度も見ていない。
剛造の太き眉根(まゆね)ビクリ動きしが、温茶(ぬるちや)と共に疳癪(かんしやく)の虫グツと呑(の)み込みつ「ぢやア、松島を亭主にすることが忌(いや)だと云ふのか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
見𢌞して置いて、肩を搖(ゆす)ツて、「だが、此の位のことが解らんやうぢや、諸君の頭はノンセンスだ。」といふ。これが甚(ひど)く學生等の疳癪(かんしやく)に觸ツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)