“かんしやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
癇癪58.6%
疳癪27.6%
肝癪13.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少くとも学者らしい顔をする者には忽ち癇癪かんしやくを起したと見え、常に諷刺的天才を示した独特の皮肉を浴びせかけてゐる。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
見𢌞して置いて、肩をゆすツて、「だが、此の位のことが解らんやうぢや、諸君の頭はノンセンスだ。」といふ。これがひどく學生等の疳癪かんしやくに觸ツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
其夜そのよとこりしかども、さりとは肝癪かんしやくのやるなく、よしや如何いかなる用事ようじありとても、れなき留守るす無斷むだん外出ぐわいしつ殊更ことさら家内かないあけはなしにして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)