“無斷”の読み方と例文
新字:無断
読み方割合
むだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其夜(そのよ)は床(とこ)に入(い)りしかども、さりとは肝癪(かんしやく)のやる瀬(せ)なく、よしや如何(いか)なる用事(ようじ)ありとても、我(わ)れなき留守(るす)に無斷(むだん)の外出(ぐわいしつ)、殊更(ことさら)家内(かない)あけ放(はな)しにして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
餅(もち)は四角(かく)に庖丁(はうちやう)を入(い)れると直(す)ぐに勘次(かんじ)は自分(じぶん)の枕元(まくらもと)の桶(をけ)へ藏(しま)つて無斷(むだん)にはおつぎにさへ出(だ)すことを許容(ゆる)さないのであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小六(ころく)は自分(じぶん)の所有物(しよいうぶつ)を兄(あに)が無斷(むだん)で他(ひと)に呉(く)れてやつたのが、癪(しやく)に障(さは)つたので、突然(いきなり)兼坊(けんばう)の受取(うけと)つた帽子(ばうし)を引(ひ)つたくつて、それを地面(ぢめん)の上(うへ)へ抛(な)げつけるや否(いな)や、馳(か)け上(あ)がる樣(やう)に其上(そのうへ)へ乘(の)つて
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)