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癪
ふりがな文庫
“癪”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゃく
79.8%
しやく
20.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゃく
(逆引き)
そして、私の肥ること考えると些か
癪
(
しゃく
)
ね、生活条件が深く作用しているのだから。それはもとより瘠っぽちのたちではないけれども。
獄中への手紙:06 一九三九年(昭和十四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「其の損得という奴が何時も人間を引廻すのが
癪
(
しゃく
)
に障る。損得に引廻されぬ者のみであったなら世間はすらりと治まるであろうに。」
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
癪(しゃく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しやく
(逆引き)
『千兩の褒美はこの清吉がきつと取つて見せる、濟まねえが八
兄哥
(
あにい
)
後で文句は言はないでくれ』つて、
癪
(
しやく
)
な言ひ草ぢやありませんか。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中にも苦味走つた顔の男は、巡査の人を見るやうな見方をしたと思つたので、八は
癪
(
しやく
)
に
障
(
さは
)
つたが、
怯
(
おく
)
れ
気
(
ぎ
)
が出て下を向いてしまつた。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
癪(しやく)の例文をもっと
(100作品+)
見る
“癪”の解説
癪(しゃく)とは、近代以前の日本において、原因が分からない疼痛を伴う内臓疾患を一括した俗称。積(せき)ともいい、疝気とともに疝癪(せんしゃく)とも呼ばれた。
(出典:Wikipedia)
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
“癪”を含む語句
癇癪持
小癪
疝癪
疳癪持
癇癪
疳癪
肝癪
癇癪玉
癪持
癪気
疳癪玉
肝癪持
小間癪
癪氣
疳癪筋
癇癪筋
癇癪声
疳癪声
空癪
肝癪玉
...
“癪”のふりがなが多い著者
吉川英治
野村胡堂
夏目漱石
泉鏡花
江戸川乱歩
海野十三
平林初之輔
菊池寛
小酒井不木
夢野久作