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肝癪持
ふりがな文庫
“肝癪持”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんしゃくもち
80.0%
かんしゃくも
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんしゃくもち
(逆引き)
私は年の若い上に、馬鹿の
肝癪持
(
かんしゃくもち
)
ですから、いっそ
双方
(
そうほう
)
とも断ってしまったら好いだろうと考えて、その手続きをやり始めたのです。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
顔も
觀骨
(
かんこつ
)
が
稍
(
やや
)
出張っているのが
疵
(
きず
)
であるが、
眉
(
まゆ
)
や目の間に才気が
溢
(
あふ
)
れて見える。伊織は武芸が出来、学問の嗜もあって、色の白い美男である。只この人には
肝癪持
(
かんしゃくもち
)
と云う病があるだけである。
じいさんばあさん
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
肝癪持(かんしゃくもち)の例文をもっと
(4作品)
見る
かんしゃくも
(逆引き)
山嵐もおれに
劣
(
おと
)
らぬ
肝癪持
(
かんしゃくも
)
ちだから、負け
嫌
(
ぎら
)
いな大きな声を出す。控所に居た連中は何事が始まったかと思って、みんな、おれと山嵐の方を見て、
顋
(
あご
)
を長くしてぼんやりしている。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
肝癪持(かんしゃくも)の例文をもっと
(1作品)
見る
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
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夏目漱石
森鴎外