“双方”のいろいろな読み方と例文
旧字:雙方
読み方割合
そうほう68.4%
さうはう21.1%
さうほう2.6%
そのほう2.6%
どちら2.6%
カタ/\2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は年の若い上に、馬鹿の肝癪持(かんしゃくもち)ですから、いっそ双方(そうほう)とも断ってしまったら好いだろうと考えて、その手続きをやり始めたのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
申さば父の越度(をちど)となり又(また)云(いは)ずば吉三郎は殺さるべし兩方全(まつた)きやうには何事も行(ゆか)ざれども能々(よく/\)考(かんが)へて心(こゝろ)靜(しづ)かに双方(さうはう)無事に成(なる)やうの御答(おこたへ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
『そら來(こ)い!。』とばかり、ヒタと武村兵曹(たけむらへいそう)の所謂(いはゆる)出刄庖丁(でばほうちやう)の入(はい)つて居(を)る脛(すね)に己(おの)が鐵(てつ)の脛(すね)を合(あは)せて、双方(さうほう)眞赤(まつか)になつてエンヤ/\と押合(おしあ)つたが勝負(しようぶ)が付(つ)かない
花漬売としてこそあなたも約束をなされたれ、詰る所成就覚束(おぼつか)なき因縁、男らしゅう思い切られたが双方(そのほう)の御為(おため)かと存じます、併(しか)しお辰様には大恩あるあなたを子爵も何でおろそかに思われましょう
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
男は吻(ほつ)と息をついた。そして謹んで電話をかけて石炭を催促した。石炭と女房(かない)と——双方(どちら)とも回復(とりかへ)したやうな嬉しさを感じたのは、それから物(もの)の十分も経つてからだつた。
御双方(カタ/\)の中皇命の身に残るのであつた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)