“そのほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソノホウ
語句割合
其方98.1%
双方1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、人いちばい無学の其方そのほう、よほど修養を心がけぬと、主人のわしが立身してゆく後にいて参れぬぞ。追いついて来い。懸命に勉強して
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其方そのほうは一種の眼光をそなえた人物であるから、さだめて異国へ渡ってから、何か眼をつけたことがあるだろう、それをつまびらかに申し述べよ』
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
花漬売としてこそあなたも約束をなされたれ、詰る所成就覚束おぼつかなき因縁、男らしゅう思い切られたが双方そのほう御為おためかと存じます、しかしお辰様には大恩あるあなたを子爵も何でおろそかに思われましょう
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)