“従”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
58.6%
したが22.5%
じゅ5.1%
したがっ4.5%
じゅう1.2%
1.2%
したがへ0.9%
した0.9%
したご0.6%
つい0.6%
したがつ0.6%
したがへた0.6%
みとも0.6%
いたず0.3%
したがわ0.3%
じゆ0.3%
とも0.3%
はな0.3%
シタガウ0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大原は何かと深切にしてくれまして、昨晩自宅へ来ぬかと言いましたので、大原に近づくにはよい機会だと思っていて行きました。
謎の咬傷 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
呂州判官ろしゅうはんがんとは、日本軍にまできこえた明の豪将ごうしょう、一万の兵をしたがえる呂州判官兵使柯大郎へいしかたいろうといって、紺地錦こんじにしきよろいを着ていたのであった。
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
七年三月二十八日には十一歳で元服して、じゅ四位じょう侍従参河守斉民となった。九年十二月には十三歳で少将にせられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
多方面でなく奥がなくしたがって重みがないという話だ、それであるから歌の選などをするにはなるたけは趣味多方面に渡らねばならぬ。
竹乃里人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
初名義邦よしくに、通称は麟太郎りんたろう、後安芳やすよし、号は海舟かいしゅう、幕末じゅう位下いげ安房守あわのかみとなり、軍艦奉行、陸軍総裁を経、さらに軍事取扱として、幕府陸海軍の実権を、文字通り一手に握っていたのが
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
亢旱かうかんにして夏に至るまで雨ふらず。百川水を減じて五穀ややしぼめり。まことに朕が不徳をて致す所なり。百姓何の罪ありてか、憔萎せうゐせる事の甚しき。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
老人越遊ゑついうすゝめしこと年々なり。もとより山水にふけるへきあり、ゆゑに遊心いうしんぼつ々たれども事にまぎれはたさず。丁酉の晩夏ばんかつひ豚児せがれ京水をしたがへ啓行けいかうす。
平岡は三千代の事も、かねの事もくちさなかつた。したがつて三日前みつかまへ代助がかれの留守宅を訪問した事に就ても何もかたらなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さもさもおとろえたかたちで、永代えいたいの方から長く続いて居るが、いて線を引くと、文明の程度が段々此方こっちへ来るにしたごうて、屋根越やねごしにぶることが分るであろう。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
せっかくここまでおとなしくついて来たのにいろいろな注智恵さしちえをしてこの正直な男を煽動せんどうしちゃあ困るわいと気遣って居ると
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
畢竟ひつきやうするに彼が所謂いはゆる客観性に癖するの致す所にして、批評家としての彼の本領は、実に存して爰にありとも言ふべき程なれば、したがつて劇詩界の革命を煽動する者も亦、彼ならざるを得ず。
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
どもをやしな主人あるじもこゝにきたて、したがへたる料理人にしたる魚菜ぎよさい調味ていみさせてさらにえんひらく。是主人このあるじ俗中ぞくちゆうさしはさんつね文人ぶんじん推慕したふゆゑに、この日もこゝにきたりて面識めんしきするを岩居がんきよやくせしとぞ。
天八達之衢あまのやちまたに居り、その鼻長さ七咫ななあた脊の長さ七尺ななさか云々、また口尻くちわき明り耀れり、眼は八咫鏡やたのかがみの如くして、赩然てりかかやけること赤酸醤あかかがちれり、すなわちみともの神を遣して往きて問わしむ、時に八十万やそよろずの神あり
かれはいよいよ返事に困って、少し猫背の肩をすくめながらいたずらに臆病らしい眼を伏せていると、それを取りなすように小坂部はしずかに言った。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
... 改良すべき文学者の責任としてはどうしても道理にしたがわねばならんという意味を委しくかいげたらどうだね」大原「ウム、それも書くがね、その代り道理上からいえば父母の承諾なしに子がほしいままに嫁を ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それはほかでもない、小泉氏にじゆを贈るといふ事だ。
因って竜一人ともしてラの宅に近づくと、暫く待っておれ、我は先入って子供が汝を食わぬよう縛り付けて来るとて宅に入り太縄で子供をくく
子、魯の大師にがくげて曰く、楽は其れ知るべきなり。始めておこすとき翕如きゅうじょたり。之をはなてば純如たり。皦如きょうじょたり。繹如えきじょたり。以て成ると。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
運‐輸ウンユ 射‐利シヤリ 開‐柘カイセキ 投‐機トウキ 本藩ノ応援ヲウエンヲ為スヲ以テ主トス 今後コンゴ自他ジタニ論ナク其志ニシタガウエランイル
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
黄櫨成列隴※間 南望平々是海湾 未サガ三五駅忽林塍タリ温山
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)