“安房守”の読み方と例文
読み方割合
あわのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数日たつと、北条安房守あわのかみがまた訪れた。安房守は、秀忠の兵学師範をしている。このときも密談で、善鬼は何も聞けなかった。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
申上げるのは僭上せんじょうではございますけれど、お父うえ安房守あわのかみさまの御心底はいかがでありましょうか、世のありさまを
日本婦道記:忍緒 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
安房守あわのかみと任官して、まあ当代の傑物として、幕府を背負って立とうとか、立つまいとか言われるようになったのは、そもそもこの親の気違いから起っているのだ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)