“勝安房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつあわ83.3%
かつあは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに講和論者こうわろんじゃたる勝安房かつあわ氏のはいは、幕府の武士用うべからずといい、薩長兵さっちょうへいほこさき敵すべからずといい、社会の安寧あんねい害すべからずといい、主公の身の上あやうしといい
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
勝安房かつあわ海舟かいしゅう)の如きも、小栗に会ってはその権勢、実力、共に頭が上らない。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
〔評〕南洲官軍の先鋒せんぱうとなり、品川にいたる、勝安房かつあは、大久保一翁、山岡鐵太郎之を見て、慶喜つみつのじやう具陳ぐちんし、討伐たうばつゆるべんことを請ふ。安房素より南洲を知れり、之を説くこと甚だ力む。