“状”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さま75.3%
ざま9.5%
じょう4.5%
かたち3.3%
ありさま1.6%
じやう1.6%
すがた0.8%
なり0.8%
ぶみ0.8%
じよう0.4%
(他:3)1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“状”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]51.7%
文学 > 日本文学 > 戯曲7.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
また馬様のくびもと頭をもたぐるに大力を出す、口いきを吹かば火焔を成し、そのさま地獄の兇鬼を見るに異ならず
と言う……葉ながら散った、山葡萄やまぶどう山茱萸やまぐみの夜露が化けた風情にも、深山みやまさまが思わるる。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ざまやがれ。」とあとをもず、かたいからして、ひぢつて、すた/\る。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と向うざまに、椅子のかかり俯伏うつぶせになると、抜いて持ったかんざしの、花片が、リボンを打って激しく揺れて、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時雄はその姿と相対して、一種じょうすべからざる満足を胸に感じ、今までの煩悶はんもんと苦痛とを半ば忘れて了った。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
凡そ文芸の歴史は必ず各時代の傑出せる一家を中心としてあたかも波浪の起伏するが如きじょうをなし、漸次に時代の推移を示すものなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
人のうかがふと知らねば、彼は口もて訴ふるばかりに心の苦悶くもんをそのかたちあらはしてはばからざるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
姿勢かたちは私が見て遣るから早くおいで。燈籠へ倚掛よつかかつて頬杖ほほづゑでもいて、空をながめてゐるかたちなども可いよ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ここにその倉人女、この語る言を聞きて、すなはち御船に追ひ近づきて、その仕丁よぼろが言ひつるごと、ありさまをまをしき。
温泉うんぜんはちまき、多良頭巾たらづきん」といふこと、これをその国のある地方にて聴く、専ら雲のありさまを示せるもの、おもしろき俚諺ことわざならずや。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
そうしてその山椒魚さんしよううをに似たあやしい皮膚の、小さなゐもりじやうの一群を恐ろしいもののやうに、覗きに行つた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
うぞ御願おねがひで御座ござります離縁りゑんじやうつてくだされ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこで竹筒たけづつの水をつぎこんだので、虫はやっと出て来たが、そのすがたがひどくすばしこくて強そうであった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
雪を払ふは落花をはらふについして風雅の一ツとし、和漢の吟咏あまた見えたれども、かゝる大雪をはらふは風雅のすがたにあらず。初雪の積りたるをそのまゝにおけば、再びる雪を添へて一丈にあまる事もあれば、一度ふれば一度掃ふ(雪浅ければのちふるをまつ) 是を里言さとことば雪掘ゆきほりといふ。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
火にあぶったかきもちなりは千差万別であるが、我も我もとみんなかえる。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それを訛ったものか、昔人この蛇毒を以て他動物を殺さんとする時、口に尾をふくみて、たがなりになり、いなずまほど迅く追い走ると言ったが、全くうそで少しも毒なし
その不安を解決するには恰好なこのむすぶみ、兵馬は少しく身を起き上らせて、直ちに結び状の結び目を解きました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と言いながらムクの面を見ていた時に、ふと気がつけば、その首に糸が巻いてあって、糸の下にはむすぶみが附けてあるのを認めました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こーくすじよう鎔岩ようがん中央火口丘ちゆうおうかこうきゆうから噴出ふんしゆつせられて、それ自身じしん形體けいたいげてくことがおほい。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
政宗は小十郎の意見をただすと、小十郎は、天下の兵はたとえばはえのようなもので、これをってうても、散じてはまたあつまってまいりまする、と丁度手にして居た団扇うちわふるって蠅を撲つまねをした。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところが段々馴染んで行くと、好奇心をとおり越して、一種異ような状態に陥りました。
遺伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「じもの」の語原については、「物」「物」など言ふ印象分解説はあるが、其では「もの」の説明を閑却してゐる。