トップ
>
状
>
ありさま
ふりがな文庫
“
状
(
ありさま
)” の例文
「
温泉
(
うんぜん
)
はちまき、
多良頭巾
(
たらづきん
)
」といふこと、これをその国のある地方にて聴く、専ら雲の
状
(
ありさま
)
を示せるもの、おもしろき
俚諺
(
ことわざ
)
ならずや。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
ここにその倉人女、この語る言を聞きて、すなはち御船に追ひ近づきて、その
仕丁
(
よぼろ
)
が言ひつるごと、
状
(
ありさま
)
をまをしき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
松の翠は
単
(
た
)
だ色ばかりが佳いのではなく、その樹の姿がこの上もなく勢があって、その枝は四方に張り、その幹は天半に聳え立って亀ッ甲の皮を
甲
(
よろ
)
い、その
状
(
ありさま
)
が最も強健勇壮です。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「その星は
何処
(
どこ
)
にある?」「どの様な性質だ?」「何事の前兆か?」等問い合わせが続々とヒマラヤ山頂の天文台へ全世界から集まって、係員は
全
(
みな
)
で電信の中に埋められる様な
状
(
ありさま
)
であった。
暗黒星
(新字新仮名)
/
シモン・ニューコム
(著)
またその兄
白日子
(
しろひこ
)
の王に到りまして、
状
(
ありさま
)
を告げまをしたまひしに、前のごと
緩
(
おほろか
)
に思ほししかば、黒日子の王のごと、すなはちその衣衿を取りて、引き
率
(
ゐ
)
て、
小治田
(
をはりだ
)
一五
に
來到
(
きた
)
りて、穴を掘りて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
随てはやてか、随てつなみか、——此時感情の海と思想の空とは、恰も雲走り、潮うづまくの
状
(
ありさま
)
を制する
能
(
あたは
)
ずして、
百千
(
ももち
)
の巌はその一箇をだも動かすべからず、はた寸毫も犯すべからざるがごとし。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“状”を含む語句
状態
形状
行状
白状
書状
状況
現状
兇状持
異状
紹介状
生活状態
連判状
景状
名状
惨状
身状
遺言状
召状
心状
状箱
...