“行状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうじょう41.2%
おこない23.5%
みもち11.8%
ぎやうじやう5.9%
ぎゃうじゃう5.9%
ふるまひ5.9%
カンダクト5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は哲学において、「ストイック」派にはあらざれども、その行状ぎょうじょうは確かに「ストイック」なりき。剛健簡質以て彼が生活をつくすべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
清廉潔白せいれんけっぱくな士道の君主として、今日まで、公私の行状おこないに、些細ささいきずも持たない人であった。顔をうなずかせて、すぐに云った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後は芝居の噂やら弟子どもが行状みもちの噂、真に罪なき雑話を下物さかなに酒も過ぎぬほど心よく飲んで、下卑げび体裁さまではあれどとり膳むつまじく飯を喫了おわ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
イヤ控ますまい九助が事は村役人むらやくにんへ御きゝなされませ隣村の名主共へ御尋ねなされても日來の行状ぎやうじやうは知れますと申を理左衞門大音だいおん默止だまれ三五郎と云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
カピ長 まゝ、堪忍かんにんして、放任うちすてゝおきゃれ、立派りっぱ紳士しんしらしう立振舞たちふるまうてをるうへに、じつへば、日頃ひごろヹローナが、とくもあり行状ぎゃうじゃうもよい若者わかもの自慢じまんたねにしてゐるロミオぢゃ。
きゝもつてほかに驚きにくせがれ行状ふるまひ言語同斷ごんごどうだんなりとて直樣すぐさま出府しゆつぷなし吉之助を呼びて着類きるゐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まあ、いったふうに、牛の生立ち・日常生活・その行状カンダクト等を記述して余すところない。