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堪忍
ふりがな文庫
“堪忍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんにん
86.6%
かに
9.4%
がまん
2.0%
たえしの
0.7%
たへしの
0.7%
たまつ
0.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんにん
(逆引き)
スタニスラウスは先づ心配げな顔に、
堪忍
(
かんにん
)
の表情を蓄へられる丈蓄へて、矢張さつきの肩の運動を繰り返して、溜息を衝いて云つた。
祭日
(新字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
堪忍(かんにん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かに
(逆引き)
その悲鳴がまた、じっと耳を澄ましていると、「
堪忍
(
かに
)
してくれエ!」というのではなく、「助けてくれエ!」というようである。……
日本に於けるクリップン事件
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
堪忍(かに)の例文をもっと
(14作品)
見る
がまん
(逆引き)
鉄に謝罪るわけはないが親方の一言に
堪忍
(
がまん
)
して私も謝罪りに行きましたが、それから
異
(
おつ
)
なものでいつとなく鉄とは仲好しになり
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
堪忍(がまん)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
たえしの
(逆引き)
宜いから待ち給え、妹さんにはお
気毒
(
きのどく
)
だが、もう数時間この苦痛を
堪忍
(
たえしの
)
んで貰わなければならぬ、この事件は生やさしい問題ではない。
亡霊ホテル
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
堪忍(たえしの)の例文をもっと
(1作品)
見る
たへしの
(逆引き)
此
(
こ
)
の
一歩
(
いちぶ
)
に、
身
(
み
)
のかはを
剥
(
む
)
かれたために、
最惜
(
いとし
)
や、お
秋
(
あき
)
は
繼母
(
まゝはゝ
)
には
手酷
(
てひど
)
き
折檻
(
せつかん
)
を
受
(
う
)
ける、
垣根
(
かきね
)
の
外
(
そと
)
の
樹
(
き
)
の
下
(
した
)
で、
晝中
(
ひるなか
)
に
帶
(
おび
)
を
解
(
と
)
いたわ、と
村中
(
むらぢう
)
の
是沙汰
(
これざた
)
は、
若
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
の
堪忍
(
たへしの
)
ばれる
恥
(
はぢ
)
ではない。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
堪忍(たへしの)の例文をもっと
(1作品)
見る
たまつ
(逆引き)
親
(
おや
)
も
兄弟
(
きやうだい
)
もない
僕
(
ぼく
)
の
身
(
み
)
には、こんな
晩
(
ばん
)
は
頗
(
すこぶ
)
る
感心
(
かんしん
)
しないので、おまけに
下宿住
(
げしゆくずまひ
)
、
所謂
(
いはゆ
)
る半夜燈前十年事、一時和雨到心頭といふ一
件
(
けん
)
だから
堪忍
(
たまつ
)
たものでない
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
堪忍(たまつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“堪忍”の意味
《名詞》
堪 忍(かんにん)
怒りをこらえ、人の過ちを許すこと。勘弁。
(古)不利な状況や困難な状況にも堪えて、我慢すること。
(古)経済力、生活費。
(出典:Wiktionary)
堪
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
“堪忍”で始まる語句
堪忍袋
堪忍分
堪忍嚢
検索の候補
堪忍袋
御堪忍
堪忍分
堪忍嚢
“堪忍”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
中里介山
樋口一葉
吉川英治
幸田露伴
三遊亭円朝
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水野仙子
二葉亭四迷