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最惜
ふりがな文庫
“最惜”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いとし
52.2%
いとをし
13.0%
いとを
13.0%
いとお
8.7%
いと
4.3%
いとおし
4.3%
いとほし
4.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとし
(逆引き)
中にも慎ましげに、可憐に、床しく、
最惜
(
いとし
)
らしく見えたのは、汽車の動くままに、玉の緒の揺るるよ、と思う、
微
(
かすか
)
な
元結
(
もとゆい
)
のゆらめきである。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
最惜(いとし)の例文をもっと
(12作品)
見る
いとをし
(逆引き)
言
(
い
)
ふまでも
無
(
な
)
く、
其
(
そ
)
の
面影
(
おもかげ
)
、
其
(
そ
)
の
姿
(
すがた
)
は、
古城
(
こじやう
)
の
天守
(
てんしゆ
)
の
囚
(
とりこ
)
と
成
(
な
)
つた、
最惜
(
いとをし
)
い
妻
(
つま
)
を
其
(
そ
)
のまゝ、と
豁然
(
くわつぜん
)
として
悟
(
さと
)
ると
同時
(
どうじ
)
に、
腕
(
うで
)
には
斧
(
をの
)
を
取
(
と
)
る
力
(
ちから
)
が
籠
(
こも
)
つて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
最惜(いとをし)の例文をもっと
(3作品)
見る
いとを
(逆引き)
黒く多き髪の毛を
最惜
(
いとを
)
しげもなく引つめて、
銀杏返
(
いてうがへ
)
しのこはれたるやうに折返し折返し
髷形
(
まげなり
)
に畳みこみたるが、大方横に成りて
狼藉
(
らうぜき
)
の姿なれども
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
最惜(いとを)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
いとお
(逆引き)
実は、涙をもって、あわれに、
最惜
(
いとお
)
しく、その胸を抱いて様子を見るべき
筈
(
はず
)
で。やがてまた、
物凄
(
ものすご
)
さ恐しさに、
戦
(
おのの
)
き戦き、その
膚
(
はだ
)
を見ねばならんのでした。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
最惜(いとお)の例文をもっと
(2作品)
見る
いと
(逆引き)
「われら
考
(
かんが
)
へたも
其
(
そ
)
の
通
(
とほ
)
り……いや、
男
(
をとこ
)
らしく、よう
申
(
まを
)
されました。さて、いづれもお
最惜
(
いと
)
しいが、あゝ、
危
(
あぶな
)
い
事
(
こと
)
かな。」
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
最惜(いと)の例文をもっと
(1作品)
見る
いとおし
(逆引き)
よしそれとても、
棄身
(
すてみ
)
の私、ただ
最惜
(
いとおし
)
さ、可愛さに、気の狂い、心の乱れるに
随
(
まか
)
せましても、覚悟の上なら私一人、自分の身は
厭
(
いと
)
いはしませぬ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
最惜(いとおし)の例文をもっと
(1作品)
見る
いとほし
(逆引き)
迎
(
むかへ
)
申しても
祝盃
(
さかづき
)
さへも致さぬうち
後家
(
ごけ
)
と
爲
(
なす
)
のが
最惜
(
いとほし
)
ければ此度の縁はなきものと思し
絶念下
(
あきらめくだ
)
さるやと申して參れと長左衞門が
吩咐
(
いひつけ
)
に依て
態々
(
わざ/\
)
參りましたるが
實
(
まこと
)
にお氣の毒の次第にてと
言
(
いひ
)
たる
儘
(
まゝ
)
に
戸外
(
おもて
)
へ
飛出
(
とびだ
)
し
跡
(
あと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
最惜(いとほし)の例文をもっと
(1作品)
見る
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
惜
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
“最”で始まる語句
最早
最
最初
最中
最後
最期
最前
最寄
最上
最近
“最惜”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡花
泉鏡太郎
作者不詳
樋口一葉
幸田露伴