トップ
>
棄身
ふりがな文庫
“棄身”の読み方と例文
読み方
割合
すてみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すてみ
(逆引き)
よしそれとても、
棄身
(
すてみ
)
の私、ただ
最惜
(
いとおし
)
さ、可愛さに、気の狂い、心の乱れるに
随
(
まか
)
せましても、覚悟の上なら私一人、自分の身は
厭
(
いと
)
いはしませぬ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
中年者の恋はそれだけ
棄身
(
すてみ
)
で真剣なのです……いや、図に乗って四十を越えた私が気のさすお話をして恐縮です。
流転
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
一歩の空間を行き尽した靴は、光る
頭
(
こうべ
)
を
回
(
めぐ
)
らして、
棄身
(
すてみ
)
に細い体を大地に托した杖に問いかけた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
棄身(すてみ)の例文をもっと
(6作品)
見る
棄
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“棄”で始まる語句
棄
棄鉢
棄児
棄置
棄兒
棄子
棄値
棄却
棄鞭
棄措
“棄身”のふりがなが多い著者
山下利三郎
北原白秋
泉鏡花
夏目漱石
夢野久作