“棄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
89.3%
すて4.7%
ちゃ2.7%
すつ1.3%
0.7%
0.3%
うつ0.3%
ずて0.3%
ウチ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“棄”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
僕をして執念しゅうねく美くしい人に附纏つけまつわらせないものは、まさにこの酒にてられた淋しみの障害に過ぎない。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
握る名と奪えるほまれとは、小賢こざかしきはちが甘くかもすと見せて、針をて去る蜜のごときものであろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
○英国王ハ我州民ノ保護ヲ廃シ、我諸州ニ向テいくさリタルニ由テ、自カラ此諸州ヲ支配スルノ権ヲすてタルナリ。
人間かかる清福あるに世をはかなみて自ら身をすてんとするかの小女こそいたわしけれとまたその事に思い到りて
良夜 (新字新仮名) / 饗庭篁村(著)
と大きな声で怒鳴りながら、たちまち鬼のような顔になって袋も何もちゃって、あと引かえして追っかけて来た。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「まあ/\、何とかそこのところを都合つけてくれ。この通りもう腰が立たないんだから、ちゃって置けば凍え死んでしまう」
一年の計 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そのすつるところのものは、形体に属する財物か、または財にひとしき時間、心労にして、そのむくいとして得るものには、我が情を慰むるの愉快あり。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
の他音もなし、愈々いよいよ影法師の仕業に定まったるか、エヽ腹立はらだたし、我最早もはやすっきりと思い断ちて煩悩ぼんのう愛執あいしゅう一切すつべしと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
前年から今年にかけて、海の彼方の新羅シラギの暴状が、目立つてて置かれぬものに見えて来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
静が産んだ義経の子は、吾妻鏡だと“——台命ニ依ツテ由比ヶ浜ニテシム”となっている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに伊耶那岐の命、黒御鬘くろみかづら一五を投げてたまひしかば、すなはち蒲子えびかづら一六りき。
ここに大后いたく恨み怒りまして、その御船に載せたる御綱栢は、悉に海に投げてたまひき。
年長く病みし渡れば、月かさね憂ひさまよひ、ことごとは死ななと思へど、五月蠅さばへなす騒ぐ児等を、うつててはしには知らず
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
後藤さんも清国皇帝にって、こう小さくずてに書かれちゃたまらない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たけたの番匠が「けいまぎ(掻い曲げ)うっちょけ(ウチ置け)」と叫んだ。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)