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脱棄
ふりがな文庫
“脱棄”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぬぎす
80.0%
ぬぎすて
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬぎす
(逆引き)
暗いところで小父の
脱棄
(
ぬぎす
)
てを畳んでいながら、二人の言合いをおそろしくも浅ましくも思ったお庄は、
終
(
しま
)
いに突っ伏して笑い出した。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
おつぎは
默
(
だま
)
つて
草履
(
ざうり
)
を
脱棄
(
ぬぎす
)
てゝ
座敷
(
ざしき
)
へ
駈
(
か
)
けあがつて、
戸棚
(
とだな
)
から
小
(
ちひ
)
さな
古
(
ふる
)
い
新聞紙
(
しんぶんし
)
の
袋
(
ふくろ
)
を
探
(
さが
)
し
出
(
だ
)
して、
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
の
平
(
ひら
)
へ
少
(
すこ
)
し
砂糖
(
さたう
)
をつまみ
出
(
だ
)
して
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
脱棄(ぬぎす)の例文をもっと
(8作品)
見る
ぬぎすて
(逆引き)
脱棄
(
ぬぎすて
)
が
投出
(
ほうりだ
)
してあったり、
蔽
(
おお
)
いをとられたままの
箪笥
(
たんす
)
の上の鏡に、疲れた自分の顔が映ったりした。お島はその前に立って、物足りぬ思いに暫くぼんやりしていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
む、む、寒いなあとか私も言って、急いで帯をグルグルと巻いて床へ潜り込む。雪江さんが私の
脱棄
(
ぬぎすて
)
を畳んでいる。
其様
(
そん
)
な事は
好加減
(
いいかげん
)
にして早く来て寝なと私がいう。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
脱棄(ぬぎすて)の例文をもっと
(2作品)
見る
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
棄
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
“脱”で始まる語句
脱
脱兎
脱出
脱殻
脱線
脱捨
脱落
脱疽
脱走
脱却
“脱棄”のふりがなが多い著者
徳田秋声
二葉亭四迷
長塚節
泉鏡花
森鴎外