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脱却
ふりがな文庫
“脱却”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
だっきゃく
85.7%
だつきやく
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だっきゃく
(逆引き)
後に
新井白石
(
あらいはくせき
)
の如き名家を出したにかかわらず、なお容易にその継承し来った五山
僧侶
(
そうりょ
)
の文学の余習を
脱却
(
だっきゃく
)
し得なかったのであるが
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかし彼は衣食する上にはある英字新聞の記者を
勤
(
つと
)
めているのだった。僕はどう云う芸術家も
脱却
(
だっきゃく
)
出来ない「
店
(
みせ
)
」を考え、
努
(
つと
)
めて話を明るくしようとした。
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
脱却(だっきゃく)の例文をもっと
(6作品)
見る
だつきやく
(逆引き)
森閑
(
しんかん
)
とした
浴室
(
ゆどの
)
、
長方形
(
ちやうはうけい
)
の
浴槽
(
ゆぶね
)
、
透明
(
すきとほ
)
つて
玉
(
たま
)
のやうな
温泉
(
いでゆ
)
、これを
午後
(
ごゝ
)
二
時頃
(
じごろ
)
獨占
(
どくせん
)
して
居
(
を
)
ると、くだらない
實感
(
じつかん
)
からも、
夢
(
ゆめ
)
のやうな
妄想
(
まうざう
)
からも
脱却
(
だつきやく
)
して
了
(
しま
)
ふ。
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
脱却(だつきやく)の例文をもっと
(1作品)
見る
“脱却”の意味
《名詞》
脱却(だっきゃく)
脱ぎ捨てること。捨て去ること。
(比喩)古い因習や悪い習慣から、抜け出すこと。
(出典:Wiktionary)
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
却
常用漢字
中学
部首:⼙
7画
“脱”で始まる語句
脱
脱兎
脱出
脱殻
脱線
脱棄
脱落
脱捨
脱疽
脱走
“脱却”のふりがなが多い著者
下村湖人
佐々木邦
福沢諭吉
国木田独歩
夏目漱石
永井荷風
芥川竜之介