“脱走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だっそう57.1%
かけおち14.3%
だつさう14.3%
だつそう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうです。私、君を助けました。君はかわいそうでありました。私は自分のためにこしらえてあった、脱走だっそうの穴を利用して、きみを救いました」
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
殺害せつがいに及び國元を脱走かけおちし當地へまかり出小川町へん武家奉公ぶけほうこうに身分をいつはりて住込すみこみ奉公中所々にて金銀きんぎん衣類等をぬすみ取右の金を資本もとでとして當時の住所へ借宅しやくたくなし醫業を表に種々の惡事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
〔評〕三條公は西三條、東久世諸公と長門に走る、之を七きやう脱走だつさうと謂ふ。幕府之を宰府ざいふざんす。既にして七卿が勤王の士をつのり國家を亂さんと欲するを憂へ、浪華なにはいうするのあり。
とんと小説は見せなかつたのであります、ところが十三号の発刊はつかんのぞんで、硯友社けんいうしやためながわするべからざる一大変事いちだいへんじおこつた、それは社の元老げんらうたる山田美妙やまだびめう脱走だつそうしたのです、いや
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)