脱走だっそう)” の例文
「そうです。私、君を助けました。君はかわいそうでありました。私は自分のためにこしらえてあった、脱走だっそうの穴を利用して、きみを救いました」
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
当時決死けっしの士を糾合きゅうごうして北海の一隅いちぐうに苦戦を戦い、北風きそわずしてついに降参こうさんしたるは是非ぜひなき次第しだいなれども、脱走だっそうの諸士は最初より氏を首領しゅりょうとしてこれをたの
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
脱走だっそう
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかるに脱走だっそうの兵、常に利あらずしていきおいようやせまり、また如何いかんともすべからざるに至りて、総督そうとくを始め一部分の人々は最早もはやこれまでなりと覚悟かくごを改めて敵の軍門にくだ
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
(今年数十名の藩士が脱走だっそうしてさつに入りたるは、全くその脱走人限りのことにして、爾余じよの藩士に関係あることなし。)しかりといえども、今日の事実かくのごとくにして
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これを要するに維新いしんの際、脱走だっそう一挙いっきょ失敗しっぱいしたるは、氏が政治上の死にして、たといその肉体の身は死せざるも最早もはや政治上に再生さいせいすべからざるものと観念してただ一身をつつし
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)