“降”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
33.5%
くだ26.5%
23.2%
ふり2.9%
おろ2.0%
こう1.8%
おり1.6%
1.4%
ぶり1.2%
クダ0.8%
さが0.7%
ふら0.7%
ふる0.6%
サガ0.4%
0.4%
くだり0.2%
ふっ0.2%
0.2%
さがつ0.2%
ふれ0.2%
あも0.1%
まい0.1%
0.1%
おん0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、もし大雨おおあめって、出水しゅっすいをしたら、かれらは、こそぎに、さらわれてしまう運命うんめいにありました。
谷間のしじゅうから (新字新仮名) / 小川未明(著)
きりはこあめにかわり、ポッシャンポッシャンってきました。大臣だいじんの子は途方とほうれたように目をまんまるにしていました。
白い眼はその重たくなっている所を、わざっと、じりじり見て、とうとう親指のあとが黒くついた俎下駄まないたげたの台までくだって行った。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「城中に入って、楊陵ようりょうによく利害を説き、夏侯楙かこうも生擒いけどってくだり給え。それは貴公のみならず親友の為でもあろう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小六ころくこのしもばかりりた四角しかく地面ぢめんにして、しきりに障子しやうじかみがしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いわきざんでまうけられたけわしい階段かいだんがある、その階段かいだんつくすと、眞暗まつくらになつて
文治はそれと心付きまして、手燭てしょくを持って台所の戸を明けますと、表はみぞれまじりにふりしきる寒風に手燭は消えて真黒闇まっくらやみ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
もしみませぬと、とてみちつうじません、ふりやんでくれさへすれば、雪車そります便宜たよりもあります
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
多分はずっと大昔から、食器を叩くことは食物を与えんとする信号であって、転じてはこの類の小さな神を招きおろす方式となっていたものであろう。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「オッと来たり、その棺桶は門口へおろいとけ。上から花輪をば、のせかけとけあ、おくれた奴の目印になろう。盗む者はあるめえ」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
崔諒さいりょうは眼がくらんだ。落馬したように跳びおりてそのまま地に平伏してしまったのである。孔明はこうを容れ、伴って陣地へ帰った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とうこう、骨の折れることおびただしい。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
濃霧は山をおりるにしたがい次第次第に薄くなって、緑の山々も四方に見えるようになったが、道はしばしば草に埋没して見えなくなる。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
今朝、豊次のお神さんが、階下したおりるなり彼の来てゐることを知らせてくれたのだが、その時は、たゞ「へえ、あの人が」と思ふくらゐの驚き方であつた。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ところが、あさからのりで、れると警報けいはう暴風雨ばうふううである。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
藻掻いていると、確か女が来てから一週間目だったかと思う、朝からのビショビショりが昼過ても未だ止まない事があった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
浮嚢うきぶくろ取外とりはづした柄杓ひしやくたぬもののごとく、をりからそとのどしやぶり
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それから五六日経つと、大雷おほかみなりが鳴つて雨がどしやぶりに降り出した。
物の音。——つた つたと来て、ふうとち止るけはひ。耳をすますと、元のシヅかな夜に、——タギクダる谷のとよみ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
モシ又、上告ノ善ヲスアラバ、即チ、賞一千貫モンクダサルル者也
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから理窟りくつから云うと、意識がどこまでさがって行こうとも、自分は嬉しいとのみ思って、満足するよりほかに道はないはずである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
郎女の口よりも、皮膚をつんざいて、あげた叫びである。山腹の紫は、雲となってたなびき、次第次第にさがる様に見えた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
またこの天には神意みこころほかところなし、しかしてこれを轉らす愛とこれがふらす力とはこの神意の中に燃ゆ 一〇九—一一一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ゆゑに一昼夜ちうや積所つもるところ六七尺より一丈にいたる時もあり、往古むかしより今年ことしにいたるまで此雪此国にふらざる事なし。
男「今雨が降らんではさくの為によくえから、わしの方じゃアふるちっとはよいちゃア」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
春にいたりてもとしによりては雪のふること冬にかはらざれども、つもること五六尺にすぎず。
高原をヒラいて、間引マビいたマバらな木原コハラの上には、もう沢山の羽虫が出て、のぼつたりサガつたりして居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
郎女の口よりも、皮膚をつんざいて、あげた叫びである。山腹の紫は、雲となつてタナビき、次第々々にサガる樣に見えた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
矢を負った鳥影が、山寺の裏あたりへ垂直にがって行った。盛綱が駈け降りたので、どうせ帰り道ではあるし、定綱もやや遅れて、追って行った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「穴だよ。——あらがねほうり込んで、まとめて下へげる穴だ。鉱といっしょに抛り込まれて見ねえ……」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
汝我に欺かると思ふなからんため、わがみづからいふごとく愚なりしや否やを聞くべし、わが齡の坂路さかみちはやくだりとなれるころ 一一二—一一四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
急いでおくだりなされた。忠義な女中達はすぐお跡を
成程れはい話で、此方こっちはモウ実に金にこがれて居るその最中に、二人の子供の洋行費が天からふって来たようなもので、即刻そっこく応と返辞へんじをしなければならぬ処だが、私は考えました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
やはり雪がふったので水の上には雪が溜っていた。
北の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
折口も其一つで、汀にもやうた舟へのり口を、案内申したと言ふので、上人から賜つたおりくちを、家名としたのだと言ふ、仮名遣ひや、字に煩されぬ説明である。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
右と同じ意味の地名。である。多武峰の北口にも、下居をおりゐと訓む地がある。折井は、甲州出の三河武士の本貫と見えて、家康の旗本に、強の者折井氏があつた。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「毘沙門さまの御前おんまへ黒雲くろくもさがつた(モウ)」 (衆人おほぜい)「なんだとてさがつた(モウ)」(山男)「よねがふるとてさがつた(モウ)」とさゝらをすりならす。
「毘沙門さまの御前おんまへ黒雲くろくもさがつた(モウ)」 (衆人おほぜい)「なんだとてさがつた(モウ)」(山男)「よねがふるとてさがつた(モウ)」とさゝらをすりならす。
初雪はつゆきつもりたるをそのまゝにおけば、ふたゝる雪を添へて一丈にあまる事もあれば、一ふれば一度はらふ(雪浅ければのちふるをまつ)これ里言さとことば雪掘ゆきほりといふ。
雪を払ふは落花をはらふについして風雅の一ツとし、和漢の吟咏あまた見えたれども、かゝる大雪をはらふは風雅のすがたにあらず。初雪の積りたるをそのまゝにおけば、再びる雪を添へて一丈にあまる事もあれば、一度ふれば一度掃ふ(雪浅ければのちふるをまつ) 是を里言さとことば雪掘ゆきほりといふ。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
ここを以ちて仁岐ににぎの命、初めて高千たかちたけあも神倭かむやまと天皇すめらみこと、秋津島に經歴したまひき。
ここに天つ神のみこと以ちて、太卜ふとまにうらへて一二のりたまひしく、「をみなの先立ち言ひしに因りてふさはず、また還りあもりて改め言へ」とのりたまひき。
門人らには、分らないのである。第一、かりそめにも、師の治郎右衛門忠明が、小次郎に対してまいったとさけんだのが、心外であった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しかも、ああして、真剣と真剣とで、立ち向ってみた結果は、この治郎右衛門自身の中にも明らかに、恥ずべき非が見出された。わしはその非に対して慎んでまいったといった」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらため見れば、鈎※はりすおもり、綸など、みだれに紊れ、処々に泥土さへ着きて、前回の出遊に、雪交りの急雨にひ、手の指かじかみて自由利かず、其のまゝ引きくるめ、這々ほうほうの体にて戻りし時の、敗亡のあと歴然たり。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
けれど少女は「まりやおんりしてはいけないよ。」といって、しっかと抱き締めて、さっさと広々とした沙原すなはらの方へ切れた草履ぞうりをひきずって、歩んで行きかけますと、遠くの沖の方を往来ゆききします白帆の影が見えます。
嵐の夜 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは宋人が屠者には殺された犬の幽霊がき歩く、それを見て犬が吠えるといったに対して程子は、『列子』に見えた海上の人鴎に親しみ遊んだが、一旦これを捕えんと思い立つと鴎が更に近付かなんだ例に同じく、屠者に殺意あれば犬直ちにこれを感じ知ると考えたのだ。
「オ、いい心持でひとりで喋っていたら、とんだ空合になってきてしまった。れるな今夜は」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
みちわるしも、よこりにふりかかるあめのしぶきも、いま他所よそ出来事できごとでもあるように
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「とうとうって来やアがった。」と叫んで思い思いに席を取った。文公の来る前から西の空がまっ黒に曇り、遠雷さえとどろきて、ただならぬけしきであったのである。
窮死 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そつとりやう いや、おどろいてしまつた