ふれ)” の例文
聞ず否々いや/\兄樣あにさまふればとて一日二日のたびではなし天氣てんきよきを見て立ても道にて大雨おほあめに逢まじき者にも非ずと在所ざいしよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
初雪はつゆきつもりたるをそのまゝにおけば、ふたゝる雪を添へて一丈にあまる事もあれば、一ふれば一度はらふ(雪浅ければのちふるをまつ)これ里言さとことば雪掘ゆきほりといふ。つちほるがごとくするゆゑにかくいふ也。
初雪の積りたるをそのまゝにおけば、再びる雪を添へて一丈にあまる事もあれば、一度ふれば一度掃ふ(雪浅ければのちふるをまつ) 是を里言さとことば雪掘ゆきほりといふ。土をほるがごとくするゆゑにかくいふなり。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)