“初雪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつゆき75.0%
しよせつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたすかぎり、初雪はつゆきにいろどられて、しろ世界せかいなかを、金色こんじきおびのように、かわかわれ、田圃たんぼは、獣物けだもの背中せなかのように、しまめをつくっていました。
美しく生まれたばかりに (新字新仮名) / 小川未明(著)
すゑにはう「初雪はつゆきやせめてすゞめの三まで」どころではないすゞめくびつたけになるほど雪がつもりました。
さてけものはまへにもいへるごとく、初雪しよせつを見て山つたひに雪浅き国へる、しかれども行后ゆきおくれて雪になやむもあればこれをる事あり。
しかるに初雪しよせつのち十月のころまでにこの二条ふたすぢ小流こながれ雪のため降埋ふりうめられ、流水は雪の下にあり、ゆゑ家毎いへごとくむべきほどに雪を穿うがち水用すゐようを弁ず。