“しよせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸説66.7%
初雪33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりにがしては殘念ざんねんであらうとひとうれひを串談じようだんおもふものもあり、諸説しよせつみだれて取止とりとめたることなけれど、うらみなが人魂ひとだまなにかしらずすぢひかもののおてらやまといふ小高こだかところより
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
石棒なるものは抑なんの用にきやうせしものか、諸説しよせつ有りと雖も何れも堅固けんごなる根據こんきよを有せず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
さてけものはまへにもいへるごとく、初雪しよせつを見て山つたひに雪浅き国へる、しかれども行后ゆきおくれて雪になやむもあればこれをる事あり。
しかるに初雪しよせつのち十月のころまでにこの二条ふたすぢ小流こながれ雪のため降埋ふりうめられ、流水は雪の下にあり、ゆゑ家毎いへごとくむべきほどに雪を穿うがち水用すゐようを弁ず。
隣宿りんしゆく六日町の俳友天吉老人のはなしに、妻有庄つまありのしやうにあそびしころきゝしに、千隈ちくま川のほとり人、初雪しよせつより(天保五年をいふ)十二月廿五日までのあひだ