“余”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
35.5%
あんま19.1%
あま16.7%
あまり16.1%
あん4.6%
あと2.4%
あんまり1.1%
0.8%
われ0.8%
のこ0.5%
(他:9)2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“余”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あいする親族しんぞくの六さい幼女えうぢよひ、玄子げんし器具きぐなどかつ
明治めいぢ三十五ねんはるぐわつ徳島とくしまり、北海道ほくかいだう移住いぢゆうす。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
大勢あんまひまだから、歩行出あるきだしたように、もぞりもぞりと籐表とうおもての目や鼻緒なんぞ、むくむく動く。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
墓地向うのうちの久さんの子女こどもが久さんを馬鹿にするのを見かねて、あんまりでございますねとうったえた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
あまり現金に見えては、却つてくない結果を引きおこしさうな気がしたので、苦しいのを我慢してすはつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其内そのうち山田やまだしばからひとばしまで通学つうがくするのはあまとほいとふので
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その熱心実に感ずるにあまりありといへどももし一般の人より見れば余り熱心過ぎてかへつてうるさしと思はるる所多からん。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
当時兄の措置そちを喜ばなかった五百が、平生青眼せいがんを以て貞白を見なかったことは、想像するにあまりがある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「それっきりじゃ、あんまり他愛たあいが無さ過ぎる。そりゃ残念な事をした、僕も見ればよかったぐらい義理にも云うがいい」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
國「源次郎さま大層に遅いじゃアありませんか、わたくしうなすッたかと思いましたよ、あんまりですねえ」
殺された嫁さんの亭主は泊りがけで、遠い海岸の方に出かけたきり、三四日帰宅しないというし、あとは全くの他人である。
惨事のあと (新字新仮名) / 素木しづ(著)
三人の土人が地にたおれた。あわてふためいたあとの土人は仆れた土人を抱きかかえ忽ち丘から見えなくなった。
「叔父がいろいろ云ってくれるけれども、僕はあんまり進まないから」と、かつて敬太郎に話した事があったのを
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「何があんまりだね、それは此方こっちの文句だよ。チョッ泣虫がそろってら。面白くもない!」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「うん、そんなら云ってやろう。君は乱暴であの下宿で持てまされているんだ。いくら下宿の女房だって、下女たあ違うぜ。足を出してかせるなんて、威張いばり過ぎるさ」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
左様さうですツてネ、貴嬢あなた、篠田さんが自分の妾になさるんだとか何とかかきましたつてネ、まり馬鹿々々しいぢやありませんか、ナニ、みんな自分の心でひとを計るのですよ、クリスマスの翌日
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
牛! われを助けよ、と思わず救を求めると、その黒い男が手を差伸べて、上からのし掛かる無限の重みを支えてくれる。
牛人 (新字新仮名) / 中島敦(著)
余望青山歸 われは青山を望んで帰る。
閑人詩話 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
手をこまぬいてむなしくのこれる柿の一片いっぺんを見つめなければならない時機が来るだろう。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
師曰くけいの志願妙なり必ずわれに先だちて得道すべし、得道せばわれをわするるなかれと、師と五百道士と涕泣して太子を送り崖頭に至れば、太子種々その身の過悪を訶責し今我血肉を以てかの餓虎を救い舎利骨のみのこされん
と膝にもたれ掛りてむつましく話をするは、よっぽどれている様子だから。
三「だって旦那寝転んでいる方がよっぽど失礼でしょう」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ただ日本を出る時に尋常一様の旅装をしたけで、その当時は物価の安い時だから何もそんなに金のけがない、そのあまった金は皆たずさえて行て竜動ロンドンに逗留中、ほかに買物もない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
殺さないなら早く出してりたいが、殺すような事なら今まで助けておいたものだから出したくないと、自分の思案にあまって、れから江戸の洋学の大家川本幸民かわもとこうみん先生は松木の恩師であるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
隣室となりも明いていますか……そう。夜まではどこも明いている……そう。お前さんがここの世話をしておいで?……ならほか部屋へやもついでに見せておもらいしましょうかしらん」
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ばあさんにも、おのぶにも少しも気がつかなかつた様子でしたが、私は子供心に此老夫婦のよろこびの中には私の一銭銅貨がよつほど役にたつて居るといふことを気づき升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
然れどもれほど野心多きはあらじ。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
只富士川游さんの所蔵の蘭軒雑記に、「千屈菜せんくつさい、和名みそはぎ、六月晦日御祓みそかみそぎの頃より咲初さきそむる心ならむとわが考也、赤荻先生にも問しかば、先生さもあらむと答られき」と記してあるだけである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「お、平次と言ふか、御苦勞であつた。——飛んだ目に逢つてのう、——醫者は動いてはならぬと言ふが、一がんを潰した曲者が如何にも憎い。朝つから休んでは責め、責めては休みぢや。この女の強情が續くか、わしこんが續くか——」
スナワチ金博士は、今度ヒソカニ感ズルトコロアリテ、永年ニワタル秘密ノ一部ヲ告白コクハクスルト共ニ、コレニサシサワリアルムキニ対シ警告ヲ発スル次第ナリ。