“あまっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
25.0%
25.0%
25.0%
阿魔25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ日本を出る時に尋常一様の旅装をしたけで、その当時は物価の安い時だから何もそんなに金のけがない、そのあまった金は皆たずさえて行て竜動ロンドンに逗留中、ほかに買物もない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
殺さないなら早く出してりたいが、殺すような事なら今まで助けておいたものだから出したくないと、自分の思案にあまって、れから江戸の洋学の大家川本幸民かわもとこうみん先生は松木の恩師であるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
よくよく生命冥加いのちみょうがあまっちょだと、自暴酒やけざけをあおって、ひょろひょろしながら帰って来たのは、いつぞや新橋から手切を貰って突出つきだされた晩、お君に出会った石原の河岸通。
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
鰻のにおいも鼻に附いて食いたくなし、たい脂肪あぶら濃し、天麩羅てんぷらはしつッこいし、口取もあまったるしか、味噌吸物は胸に持つ、すましも可いが、恰好かっこうな種が無かろう。まぐろの刺身はおくびに出るによ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
阿魔あまっちょは、番小屋へかつげ。)
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)